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ミステリにハマったキッカケは森博嗣だった。
「すべてがFになる」から入ってS&Mシリーズを読破し、
Vシリーズ、四季シリーズ、スカイクロラシリーズを読破、
やっとGシリーズの新刊に追いついた。



今は綾辻行人や島田荘司を読んでいるけれど、
やはりミステリを読むキッカケとなった森博嗣の本も
ひとつ書評してみようと思う。



一番最初に書評するならば、シリーズ外作品だが
僕が一番好きな小説、

『そして二人だけになった』だろう。


そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)
森 博嗣
新潮社
売り上げランキング: 87924


内容(「BOOK」データベースより)
全長4000メートルの海峡大橋を支える巨大なコンクリート塊。その内部に造られた「バルブ」と呼ばれる閉鎖空間に科学者、医師、建築家など6名が集まった。プログラムの異常により、海水に囲まれて完全な密室と化した「バルブ」内で、次々と起こる殺人。残された盲目の天才科学者と彼のアシスタントの運命は…。反転する世界、衝撃の結末。知的企みに満ちた森ワールド、ここに顕現。





物語は世界的に有名な天才科学者である男性とそのアシスタントの女性の二人が、
それぞれの視点で交互に事件を語る、という形式で進んでいく。

話の骨子は、その2人と他4名の合計6名で『バルブ』と呼ばれる核シェルター施設に入り
そこで次々に人が死んでいく、『ザ・クローズドサークル』といった感じである。

人は死ぬけれど、犯人が分からない。
どう考えても外部犯の可能性はない。

人が死ぬにつれて2人はお互いを頼るようになり、
それと同時にお互いを疑うようになる。
抱き合って眠った夜にも殺人は起こる。
「そして二人だけになった」

絶対に自殺ではない。
絶対に外部犯ではない。
絶対に自分ではない。

お互いがお互いのアリバイを証明できるのに、相手の他に犯人がいない。




















最っ高だ!最高のミステリーだ!!



トリックは本当に予想外で、大々々どんでん返しです。
これ予想出来たらすごいな。











少し煽りすぎてるかもしれないので読んだらガッカリされるかもしれないですけど(笑)。























ちなみにこの小説はファンの間では着地に失敗した小説ということでも知られる。

なんでそんなオチにしたの!?

というオチも待ってる。







最高の舞台設定に、最高のトリックだったのに。
ラブストーリーとミステリーを融合した、氏の最高傑作だったのに・・・。
着地が成功してたらミステリ史上に残ったかもしれないのに。





いや、でも俺はその点を差し引いてもこの小説がNO.1だ。







うん、最高だった。
最高だったよ。