前回はなぜ脳画像が必要なのかについて自分の意見を述べました。
前回のブログを読んでいただいた方はおわかりだと思いますが、私は画像から情報を得ることはとても重要なことであると考えています。
前回のブログはこちら↓
http://ameblo.jp/roots-by-kyi/entry-12021397124.html
そこで今回は脳画像からなにがわかるのかを簡単にまとめました!!
これで脳画像の基礎はバッチリでしょう

なんでも基礎が大事ですね。
基礎がなければ中身のないものになってしまいます。
さっそくですが、脳画像といってもCTとMRIがありますよね。
もっといってしまえば血管を撮影するMRAなんてのもあります。
果たしてそれらは何がちがって、それぞれから何がわかるんでしょうか?
本日は特にCTからわかることを書いていきます

まずはCT
CTとはComputed tomography (コンピューター断層撮影法)のことをいいます。
CTはX線を照射して脳の中を輪切りにしたようにみることができます。
CTでは骨は白く水は黒く脳はその中間の灰色にみえます。
そんなCTが最も有効なのは出血が疑われるケースです

出血はCTでは白くみえます。
これは素人にも一目瞭然です。
また病気のおきた直後からわかるというのが特長です。
次に梗塞の場合。
梗塞は黒くみえます。
しかしこれはCTでわかるようになるためには数時間かかるので要注意です。
そして次に脳浮腫の場合。
脳浮腫は黒くみえます。
そのため、出血後に脳浮腫を呈した方の画像は白い出血巣の周りに黒い部分が出現しているはずです。
また、脳梗塞の場合は、梗塞巣も浮腫も黒くみえるため病巣全体が大きくみえます。
最後にCTのメリットをいうと、CTはとにかくMRIに比べて手軽に行うことができることが最大のメリットです。
僕たちセラピストは患者様がリハビリ以外の時間は寝ていることがほとんどと思いがちですが、特に手術前後なんかは度重なる検査に追われています。
検査が肉体的にも精神的にもストレスを与えることは言うまでもありません。
私はじっとしていることがとても苦手なのですごく気持ちがわかります

そのため検査が手軽に行えるということは患者様にとっても検査する側にとっても非常に有意義なことではないでしょうか?
今回はCTについてまとめましたので次回はMRIについてまとめます!
CTとの違いもふまえてまとめますのでお楽しみに(‐^▽^‐)
