ホールの孔壁の亀裂は、ホールの外から半田小手を突き刺して亀裂部分に目見当で融着修理していた。

 

半田小手を突き刺しての方法だとうまくいっても実際には、孔壁の具合が悪いもの。完全に孔壁がなだらかに仕上がるわけではない。

 

そこで半田小手の先を交換して銅棒で孔壁の融着修理をテストしてみた。

 

 

最初の方法は、コーヒー豆缶にホールを入れて銅棒を温め、大体いい感じにあったまってからホールの穴に入れて半田小手をずっと手で持っていた。10分くらいは続けた。

 

手で持ちながらホールの孔壁の融解具合は、一番上の銅棒のところのホールを見て確認。解け始めたが、それでも下部分が見えないため、10分くらい続けた。解け始めるのも時間がかかった。

 

それから天井にフックを固定し、フックからひもなどで半田小手をつるして固定するようにした。

 

 

銅棒は、17センチくらいのもので半田小手とのつなぎ部分を加工してある。

 

小手先は、厚さ3ミリくらいで幅が13.5ミリくらい。銅棒のつなぎ部分もそれに合わせ、細いボルトが入るように穴もあける。

 

銅棒の処理に使った道具は、ベビーサンダーとかセーバーソー、ドリル。穴の大きさは3.2ミリだったと思う。

 

銅棒17センチくらいで18mmの直系になるとシリコンホールが融けだすまで暖まるのも時間がかかる。

 

18mmの銅棒は、電源コードを抜いてからしばらくしてから徐々に抜くようにした。

 

銅棒には、孔壁のシリコンが付着している。

 

穴の直系も大きくなる。

 

写真ではわからないが底の部分は、洗った後のホールを修理したため、出し切れなかった水があった。

 

仕上がり面はすべすべではないが、半田小手の仕様では、温度が低い方だからまるっきり透明に融けた感じではない。

 

半田小手の仕様

 

消費電力 40W

小手先温度 280℃

 

それよりも小手先温度が高いものが多いが、煙は多いだろうし、融かすのを超えやすい可能性もあると思われる。

 

ホットシーラーの半田小手でも煙が発生する。

 

銅棒の小手先での煙は、よく確認しなかったが、全くないとは思えない。

 

出来上がった18ミリの穴は、後で別の半田小手で穴の部分を狭くする細工を行う。そのための小手先も考えたが、別の小手先で少しずつやれば、数回の使用でも孔壁が安定しているし、細くした穴が少し変わる程度で済む。

 

穴の入り口を狭くするのは、ローションが垂れにくくするためもある。狭くしてきつくなるわけではない。

 

融着修理後の使用感は、引っ掛かりがなくなってスムースインできること。穴が大きくても必ず孔壁をこすることになるから高刺激を好みにする以外は、実際の膣の感触に近づける。

 

穴が大きくなる分、ローションも多く入れないと滑りが悪くなり、狭くした穴から漏れ出るローションが少なくなると、そこが引っ付いた感じになるからローションを多めにしなければならない。

 

耐用性は、以前の方法よりは、損傷する大きさが小さくなったこと。

 

以前の耐用性で問題になった部分が入口の穴からすぐの孔壁がボロボロに砕けてしまうもの。

 

名器の品格では、製品時の内部のでっぱりが全身骨格模型で作った骨盤内に入れると引っかかってしまう部分になる。それをホールの外から小手先を突き刺して融かしてなだらかにしたが、それでも完全ではないため、孔壁が雑。ささくれのようなものもあるためか、洗ったときにシリコンの穴の中からシリコンの欠片がよく出ていた。

 

使用感その2

 

ピストン時の感覚は、膣に似た感じのときもあるが、シリコン自体がもっと柔らかくないと膣の感触にはちょっと遠いかもしれないが、以前よりは引っ掛かりがほとんどないため、いい感じのときも多い。決め手は、ローションの量だろう。

 

18mmの直径は、標準の膣の直径よりは狭いらしい。でも20ミリから25ミリらしいから、後はシリコン自体のもっと柔らかいものだろう。候補は、フィルムタイプの乳房で使っているシリコンの様子だ。ただ、オイルの量とかは問題だろう。

 

現時点では名器の品格の柔らかさが一番。廃棄する時は、チップ状にして融着補修にも使えるし人形の肉質の充填物にもできる。