あたしの好きなものは必ず消える


世の中に必要ないと判断されて
次々と消えていく


それじゃなきゃダメだと思ってる人がここに
確かにいるって言うのに

あたしの声は届かない



さよならは苦手だけど

もうとっくに慣れてしまって


もう手に入らないということを

上手にいつも受け入れて諦めてきた



だから


何かを好きになるたびに

必ずやってくるさよならを
同時に抱いて生きてきた



何かを手に入れるということは
何かを手放すということで

何かを失うということは
何かを手に入れることが出来るということ


どこかのドアが閉まるとき
新しいドアがひとつ開く


でも

閉まってしまったそのドアを
こじ開けようと必死になり過ぎて

後ろで新たに開いたドアの存在に気がつかない



もしかしたら

その扉の向こうには
綺麗な景色が広がっていて

もっと素敵なナニカを
手に入れることが出来るのかもしれない



もしそうだったとしても

あたしはどうしてもこのドアがいい



扉の向こう側が
誰もが目を背けたくなるくらいの
苦しい世界でも構わない


そこにあなたがいるのなら
それだけであたしの世界は輝くから