お誕生日おめでとう
あなたに会えなくなってから
もう…10年…11年くらい
月日は流れましたね
そちらはみんな
元気ですか??
冬の寒い雪の日に
トラックで移動販売にくるおじさんが
温めたミルクを差し入れしたあなたの優しさを
生涯忘れられることができないと
あれからずっと何年も
あなたがいなくなってからもずっとずっと
玄関先に野菜や果物を置いて行ってくれました
あなたが亡くなった翌日の早朝
気を使わせたくないからと
玄関先に大好きなイチゴをダンボールにいっぱい
置いて行ってくれたあのおじさんの姿を
空からちゃんと見ていましたか?
最期に顔をみてやってくれないかと
追いかけたあたしたちを振り切って
遠くで立ち止まり
こちらに向かってずっと手を合わせてくださった姿を、ちゃんと見れましたか?
あなたが亡くなった次の日は
新聞があなたの名前でいっぱいになりました
北海道中のあなたを慕う人たちが
あなたへたくさんの感謝の言葉を載せてくれました
助けてやれるのは自分しかいないからと
保証人になって借金を肩代わりしてしまったおじいちゃんに
文句のひとつも言わず
黙って『どうにかなるわよ』と微笑んで
退職金の全てを失ったあなた達の
幸せそうにしていた姿
あたしはずっと忘れない
お金はなくても
あなた達の周りにはたくさんの人が残りました
本当の『幸せ』というものを
あたしはあなた達から学びました
ありがとう
病床で
最期の最期までオシャレを楽しんだあなたの事は
病院中で有名でした
どんなに体が辛くても
何かするたびに
看護師さんを呼ぶのは悪いからと
弱音を吐かず気丈に
振る舞っていたあなたの強さと優しさは
何年たっても忘れられない
1人の女性として
心から尊敬しています
ありがとう
いつかあたしがそちらに行くときは
変わらない可愛い笑顔で迎えてくださいね
お誕生日おめでとう
たまには夢に会いにきて
だいすき