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美容師にとってハサミは、相棒みたいな存在で、

できれば一生使いたいものなんです。

先日、長く使ってきたハサミの調子が悪くなり、

修理に出すことになりました。

その間、メーカーさんが3丁のハサミを貸してくださいました。


せっかくなので、それぞれを使い比べてみることに。

1. いつも使っているタイプに近い、慣れた一本

2. 次に買うなら…と考えていた新しいタイプ

3. せっかくだし、少し良いもの試してみようかなと、軽い気持ちで借りたワンランク上のモデル。


ところが

使ってみて驚きました。

特に3番目のハサミの扱いやすさが想像以上で、

切れ味・毛量の調整・質感…どれも優しいのに早い


お客様からも、

「今日なんか早くない?」

「切られてる感じがしない」

と、すぐに気付いていただけて、

こちらがびっくりしてしまいました。

あらためて、お客様って本当に細やかなところまで感じ取ってくださっているのだな…と

思いました。


思い返せばアシスタントの頃

練習用のハサミを別で持ちながら

スタイリスト試験に合格して、

初めて自分のハサミを買うとき、

1週間ほど借りて試し切りをさせてもらいました。

どれもよく調整してあり、よく切れるので、

その頃は、正直…違いが分からなかったんです。


それが今、3丁を比べながら、

この作業ならこのハサミ

この質感を作るならこっち

と、はっきり特徴を感じられるようになっていて、自分でも少し驚きました。

わたし、ちょっと成長してる…?

恥ずかしながら、今になってやっと気付いたことです。


アシスタント時代に頑張って買った一本への愛着や、

「どんなハサミでも、自分の技術でちゃんと切らなあかん」とか

自分が使いこなせてないんかも…みたいな思い込みもずっとあったから…


今回、良い道具はやっぱり違うと実感しました。

道具を選ぶことは贅沢ではなく、

お客様の髪に負担をかけず、時間も心地よく過ごしていただくための大切な投資。


これからは、修理から戻ってくるものと、新しいハサミと。

どちらも大切にしながら、おひとりおひとりに合ったスタイルを作れるよう、また丁寧に頑張っていきます。


これは、そのスタイリスト試験に合格した時に初めて買ったもの。

もう、25年以上だと今改めて気が付きました!


2つあるお店のロゴのハサミは、実はこのハサミなんですよ



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