マスク再利用のお話 | 女医の日常

女医の日常

仕事に追われるまま女医の日々をつらつらと書いてみたり。医師も人間、悩んだり笑ったり、患者さまから人生を教わったりしながら、日々必死に生きています!

医療現場でのマスク不足問題は深刻です。

不特定多数の方々とお話をする我々は、コロナ外来でなくても、何科であっても感染する可能性ありと思って外来に出ております。

換気、マスク、手洗い、消毒が最大限の防御策であります。

大学の同級生LINEグループでは、日々、情報交換をしておりますが、マスクをオートクレーブ(医療器具の滅菌装置)で滅菌して再利用する方法などが大議論になりました。なかなこうまくいかず、マスクが溶けてしまった同級生もいました。
温度、時間など、あれこれ議論。

そんな中、病理の教授である同級生が…

『マスクは3層構造
内外層の不織布2枚とフィルターの中間層からなってます。』






と、マスクの顕微鏡画像を見せてくれた!!!!

おもわず、すごいー!!!!!と感動。

これらの構造がオートクレーブにかけたらどれほど壊れるのかを検証できる!

きちんと効果のあるマスクでないと意味がないので、では、オートクレーブかけておくります、とお返事しました。

これがうまくいけば、末端の開業医である我々には、朗報になるかもです。