ドイツでもっとも多くの日本人が集まる都市デュッセルドルフの近郊(電車で20分)にある小さな人口約8000人の町ビュットゲンは、広大に広がる畑に囲まれた閑静な住宅街です。地図を見ると、まるで陸の孤島のようで、畑のあちこちには農家や特にこの地域に多い乗馬スポーツ施設が散在し、牧歌的な雰囲気いっぱいです。季節にはイチゴやリンゴ、アスバラガスが実り、農家直営店は大にぎわいです。ビオ農家もあり、地元生産の野菜・果物だけでなく、ビオ化粧品などを販売している農家もあります。
この町の特徴は生活インフラが整っていることでも、住み心地が良い安心感を抱かせる要因になっています。町の真ん中を東西に伸びる電車の線路が横切り、中心地の駅周辺に商店街があるので、たいていのものは地元で調達することができます。スーパー(2店)やドイツのどこの町にも多く見られるパン屋も数軒あり、買い物に不自由することはありません。
「バー薔薇荘」はこの駅の直前にあり、1分もあればホームに立つことができます。
駅近くの教会とその前の広場には区役所の出張所があり、ここで住民登録ができます。
公共の施設も多くあり、サッカー場、テニスコート、プールなどのスポーツ系が充実し、ドイツ代表サッカーチームの監督になった(1967-78)ベルティ フォークトを輩出、自転車競技も盛んで、国立の屋内トレーニングドームではオリンピック選手を養成するほか、毎年5月1日には町を中心とするロードレースが催され、世界中から選手が集まります。隣国オランダまで30kmと近く、ライン川下流低地帯の平坦な土地がら、日常でも自転車に乗る市民が多く、自転車競技も盛んなことは自然な流れなのでしょうね。
ほかにも生活に身近なものはガソリンスタンドや自動車ディーラー・修理工場、郵便局、ホームセンター、自動車運転免許教習所、商店では化粧品、時計・アクセサリー、靴、服飾など、サービス系では旅行代理店、学習塾公文、クリーニング、服飾仕立て直し、空手道場、食関係ではレストラン(イタリア、中華、一般)など。これらが駅周辺にまとまっているので、近くてとても便利です。