原爆について英語で発信するということ - ③日本人女子高校生の話したこと

の続きです。

 

私の主な仕事は英会話を教えることですが、

ガイドの仕事もしています。

 

ガイドの仕事をしていると、これから広島に行かれるお客様、

すでに行って来られたお客様にもお会いします。

 

その中には、アメリカ人の方もいらっしゃいます。

 

「アメリカ人は原爆を正当化している」

「平和祈念資料館に行って日本の態度に腹をたてるアメリカ人もいる」

 

そう思っていると、広島に行くアメリカ人観光客は

少ないのではないかと感じますが、そんなことはありません。

 

先日は、1日観光で広島に行かれたアメリカ人のお客様を

京都駅で見送り、京都駅でお迎えしました。

 

私は原爆の話をアメリカ人とすることは避けているので、

この日もどうしようかとドキドキしていましたが、

帰って来られたお客様は

「良かったよ!」とおっしゃっていて安心しました。

 

そして小脇に抱えていたこのTシャツを見せてくださいました。

 
平和祈念資料館で買われたTシャツで、
アメリカ(フロリダ州)に帰ったら
着るとおっしゃっていました。
 
女性のお客様だったのですが、
彼女より前に平和祈念資料館に行かれた
ボーイフレンドも同じようなものを
買って帰られたとのことでした。
 
これを着てアメリカを歩く、歩けると聞いて、安心しました。