原爆について英語で発信するということ - ①私の経験の続きです。

 

 

これはすごいことだ!すごい勇気だ!と

古賀野々華さんの行動に感動したので、

少し調べてみました。

 

野々華さんは高校生で、

アメリカ留学中にこの動画は配信されました。

 

1つ前のブログでは私の体験談を書きましたが、

この記事ではその留学先について書きます。

 

その高校はリッチランドという街にあります。

原爆に使われたプルトニウムが作られた街です。

 

そして、その高校のロゴはキノコ雲です。

(この時点で、えっ?!ってなるよね、

頑張って読んでもらえると嬉しいです)

 

この動画は野々華さんの通われた高校で

作られ発信されたものです。

 

まず、この動画はアメリカの女の子の

「Good morning Bombers」 の一言から

始まります。

 

ここで私は、「え、bomber??!!」

ってなりました。

 

bombとは、

爆弾を落とす、と言う動詞です。

そこにerがつくと人を表すので、

爆弾を落とす人、と言う意味になります。

 

Bomberと大文字始まりにしたのは、

少し調べていて見つけた現地の新聞に

そう表記されていたためです。

 

おそらくですが、そうすることで、

リッチランドの人たち、と言う意味に

しているのだと思います。

ニューヨークの人たちをNew Yorker

トロントの人たちをTorontonianと呼ぶように。

(と、帰国子女の先生から教えていただきました。

私の解釈も加わっています)

 

野々華さんとSNSで繋がれたので、

問い合わせてみたら

「みんな気さくに軽いノリで

Bomberを使っている」とのことでした。

 

そしてこの動画の中でインタビューされている

高校生たちはそのキノコ雲のロゴや雲のことを

「いえーい!俺たち、誇りに思ってるぜー!!」と

話しています。

 

きっと、彼らがいえーい!と言っているのは

雲の形のことであって、

その雲の下で何が起こっていたのかは

あまり知らないのではないかと想像します。

 

そして、そう思っているのは

そういう教育がなされているから。

プルトニウムを作ることは簡単ではなかったから

この街では大変な思いをして作り上げたプルトニウムのことや

開発に関わった人たちのことを誇りに思うような

教育なのだろうと、こちらも推測できます。

(推測なの、ごめんね、関西人必殺「知らんけど」やわ)

 

調査が足りてませんが、それでも

この動画からだけでも十分にわかる日本とは異なる環境で

彼らと異なる意見を発信する、その勇気に憧れます。

 

 

原爆について英語で発信するということ - ③日本人女子高校生の話したことに続く