以前から気になっていて、行ってみたかった(近いんです)
国立極地研究所の 『南極・北極科学館』 と言う処に行ってきました。
南極観測や北極観測の歴史や掘削装置、昭和基地のジオラマ、雪上車(実物)や
採取した岩石や隕石と生物(剥製)などが展示してあり、なかなか見ごたえがありました。
素敵だったのはプラネタリウムの様な天空スクリーンに映し出されるオーロラ・シアターで
ひたすら夜空にオーロラが揺らめいている(ただそれだけの)映像!(笑)
しかし、私がロックオンされたのは、ホームページにも案内が載っていない、
展示室に入る前の壁に展示されていた「樺太犬(からふとけん)」のコーナー。
全部で1時間半ほど見学していたのですが、その「樺太犬」のコーナーだけで
30分は見入ってしまいました。
そう!あの南極地域観測隊第一次越冬隊の「タロとジロ」で有名な犬種です。
昔の犬だったせいなのか、北海道の極寒の環境で生きたせいなのか、
平均寿命は7歳くらいだったそうです。
悲しい事に、混血による雑種化や野犬掃討で、1970年代にほぼ絶滅してしまっているそうです。
「タロ・ジロ」については映画にもなってるし、本も沢山出ているのでここでは書きませんが。
それにビックリしたのは、南極には犬以外に、「猫」「カナリヤ」「ハムスター」も行ってたんですね。
それからオーストラリアだったかニュージーランドだったかから購入した「豚」さんも。。。
「豚」さんは当初食肉用に購入して繁殖させる予定だったそうですが、
間違えて雌二匹を買ってしまったため食用にせずにペットとして飼ったそうです。
南極観測越冬隊に同行した動物の事が色々書いてありました。
小学生くらいのお子さんには、是非見学してもらいたいな~と思いましたが、
見学に来ているのは何故か大人ばかりでした。(笑)
思ったよりコジンマリした館で、真剣にみても2時間あれば見られると思うし
何より入場無料なので何度でも行けます。(^_-)-☆
そうそう、帰りに樺太犬の絵葉書を1枚購入したのですが
犬の写真(絵葉書)はそれ1種類しかありませんでした。
国立極地研究所のの「科学館」だから、仕方ないですよね。
動物博物館じゃないのだから。
館入口のモニュメント(?)です。