12月13日 手術当日

8:30にセンチネルリンパ節生検の注射のため、地下のフロアーへ。
何やら放射性物質?を扱うマークがある部屋へ通された。
ドクターに脇から胸の辺りにまずは麻酔の注射を3回される。
チクチクする程度。
その直後、お薬入れますね、と、3カ所注射。
その時に、リンパ節に転移があったときは再建しない旨を伝えた。

一度部屋へ戻り、9:00前に部屋を出発。今回も歩いて行く。
途中、姉と合流して二階の手術室へ。
頭にキャップをかぶり、いくつか質問をされ今回も5番のオペ室へ。
はぁ。緊張する。

あたためてあった手術台に横になる。
まずは硬膜外麻酔のために左を下にして膝を抱えて丸くなるように言われた。
こわい。。
結構大きな範囲を消毒され、背骨の辺りを触られる。
よくわからないけど、押される感じがした。
痛みより、怖さが勝っていたので、あまり痛さは感じなかった。
思っていたよりも早く終わり、仰向けに戻る。
心電図やらをつけられる。
マスクの上に酸素マスクをされ、点滴の中に麻酔を入れますね、と言われ針を入れてある血管の痛みを感じたと思ったら眠っていた。

目が覚めて口の中の管を抜かれた気がした。
姉が隣にきてくれた。
最初に聞いたのが、今何時?だった。
再建されていればリンパ節への転移はないから昼は過ぎているはず。
だけど、姉からの返事は「12:00くらい」だった。
あぁ。まさか、転移していたのか…
再建はできなかったのか…
何も言えなかった。
転移はない、再建されている、と思っていたから、ショックだった。

数分間に一回、吐き気が襲ってくる。
これが硬膜外麻酔による物なのかは定かではないけれど、きっとそうだった。
姉とはコロナのため回復室での数分間しか会えずに病室へ戻った。
エレベーターに乗せられた記憶か残っていないけど、病室でも数分間ごとに吐き気に襲われ、同室の他の患者さんに食事が運ばれるとそのニオイからなのか、たえきれずに一度嘔吐した。
何も食べていないから何も出ないけど。
吐き気止めを入れてもらう。
ドクターからも、リンパ節への転移があって再建をしていないことを聞かされた。
吐き気は硬膜外麻酔のせいかもしれないから、ということで再建をしていないし止めることになった。
一度嘔吐をしてからは、吐き気止めのおかげか、麻酔を止めたせいか吐き気が襲ってくることはなかった。

この日の夜はつらかった。
痛みは、リンパ液を排出するために入れている管、ドレーンの入っている所が痛んだ。
傷の痛みは不思議となかった。
でも、つらいのは痛みじゃなくて、あらゆる管につながれて寝返りが打てなかったこと。
足にはエコノミー症候群?防止のための機械がつけられ、腕には血圧計。指には血中酸素をはかる機械。心電図も尿管も腋窩ドレーンも。点滴も硬膜外麻酔の管も入ったまま。
とにかく動けないのがつらかった。

手術が終わったことをみんなに報告したかったけど、スマホを手に取る元気すらなかった。