ガラにも無くナンパしてしまった。まだ少しどきどきしているので、その事を文字にしてみようと思う。
昨日、山深い伊豆の河津にある<つりばし荘>に到着する前に、富士市で携帯電話とパソコンをつなぎ、インターネットにアクセスする為のケーブルを購入した。住み込みで働いている間もCDに入れてある写真を使ってブログを更新する為に、だ。(まだ活用できてないけど)その時のお話。
伊豆に向かう道中、大阪のドンキ○―テで品物を探したのだが見つからず、やっぱり電器店にいかんと無いな。と思ったので一号線沿いにあった大型電器量販店に入った。
店に入って探している品物を伝え、店員さんに案内されて品物を見つけた。
見つけたはいいが、私は電子機器にかなり弱いので(いまだにCD→MDの録音の仕方がよく分からない)一から十まで口で説明してもらわないと理解が悪いのだ。(アホです。はい。)
そこでその女性店員さんに説明をお願いすると、彼女は快く笑顔で引き受けてくれた。
それもお願いした直後には説明に入っている手際の良さ。
こちらの理解度を確認しながらの分かりやすい丁寧な説明。
私の苦手な接客の仕事を完璧にこなしている彼女を目の前にして、素敵だなこの人。そう思った時から彼女のことが気になりだした。(←頭おかしいですかね?)
最初はひかえめな印象だったのだが、よく見れば黒髪の綺麗な、可愛らしい女性。
おいおい、何をときめいているんだ?俺は。と客観視できていたのもつかの間。
親身になって提案してくれる料金プランの見直しや資料のコピー、そして繰り返されるひかえめな笑顔。(仕事だから当然なのだが、それにしても完璧な応対だった)
気が付けば心なしかドキドキしている私。
なんとなく彼女も私との会話を楽しんでいるように感じる。(思い込み激しすぎですね)
前日は二時間しか(車中)寝ておらず妙に心が開放的になっていた私の感受性はずいぶんと勝手な感じ方をしていたのだと思う。
今になって考えるとめちゃくちゃ恥ずかしい。
しかし私の暴走はまったく衰えることがなかった。説明が終わり、品物を受け取り、レジに向かうその前に、私は彼女にお礼を言うと共に大胆な行動にでた。
なぜかその時は、ここで動かなくて何時動くのだ!といった強迫観念すらあったのだ。う~んオバカ絶好調。
「あの~、僕、静岡にはバイトで来ていてその後は長野に行くんですけど、バイトが終わる○月×日頃から何日か時間があるんですよ。」
近くの案内カウンターの上にあったメモ用紙とペンを借りて自分のメールアドレスを書き込み、それを手渡す。
↑いきなり電話番号を渡すのも唐突過ぎるだろうと思い、ワンクッション入れた配慮のつもりだったのだが???今考えると意味を結ばぬこの配慮。しっかりしろよ!頼むぜ俺!何だよそれ。意味わかんねーよ。
そもそも勝手な思い込みから発したこの暴走にも笑顔で受け答えしてくれる彼女。(素晴らしいよ、あなた)
その顔には好意的ともとれる表情を浮かべている。(行き過ぎた思い込みって怖いですね。彼女が怒ってなかったのがせめてもの救い)
そこで暴走にピリオドをうつ決めのセリフ。
「よかったら、一緒にどうですか?」彼女の返事を聞く前にそれじゃ、と言ってクールにレジに向かったつもりだったのだが・・・はあ~??
一緒にどうですか?って何を?
「食事」とか「お茶」とか、なんなら「デート」とかでもいいと思うけど、どうですか?だけってなんじゃい!さっぱり意味わかんねー、というか意味がねー。
最初から最後まで困惑しっぱなしだっただろう彼女の心中を思うと、つま先から頭のてっぺんまで申し訳なさと恥ずかしさで一杯になる。彼女が気分を害すことが無かっただろうか?と役に立たない気を揉むばかりである。
ちなみに今のところ彼女からのメールは・・・届いていない。
出会いの最初のハードルすらまともに越えられない私に明日はあるのだろうか?
いくつかのハードルを越え、愛に辿りつけたなら加藤 鷹ばりの実力者の私なのだが。
(すいません。まだ少し頭おかしいようなのでもう寝ます。おやすみなさい。)