なんて長く強く押さえ込んでいたんだろう
だれも私をそうしていないのに
自分が自分をこんなに締めつけていたなんて
だれも私を締め付けていないのに
もしかして、どこかで、人のせいにしていた
でもそれは自分が選択した自分の監獄
社会がこうだから
あの人がこうだから
わたしは大人だから
わたしが人よりもこうだから
誰もそれを押し付けてなんかないのに
気づいたら
自由に歌うことも怖くなっていた
大人になって、
音楽を聴く度に身体が震え
息が詰まるほど涙が出てしまうのは
ただそれが感動する音楽だからではなくて
身体がそれを望んでいたからなのかもしれない
いつからそうやって、自分で自分の栄養を枯渇させていたのかな
たった15年前は、家で毎日歌っていた
好きなように、好きな歌を、好きなだけ
たった15年後
そうやって歌うことが恥ずかしく思えるなんて
歌おうとすると、嗚咽と涙でことばにならない
こりゃ 重症やな…
ごめんね、いままで
歌っていいよ
サークルでいつも歌っているような
頭で好きな曲。そういう曲ではなくて
身体が好きな曲
歌っていいよ。
こうやって
自分を縛る自分のルールを
一つづつほどいてみようか
大仕事です
でも、ちょっと楽しみ。