富野由悠季監督の新作アニメ『Gのレコンギスタ』を視聴しました。
ガンダムは戦争モノですが、富野さんは右翼ではないし、かと言って反戦も謳っていません。人は情け容赦なく死んでいきます。

監督は萌えアニメや声優の猫なで声、オタク文化などを毛嫌いしていますが、この源流はガンダムですよね? 富野さんはまず名前の付け方が凄くイイ。キラキラ過ぎず、でも頭に残りやすい響きですね。

富野さんは冗談で男のケツを触ったりするせいか、キャラもオネエ
口調が多いです。まあ軍隊と男色の構図はギリシャ・ローマ時代からありますからね。

そんなに物語に関係ないんだけど、細かい印象に残る台詞を演出している感じがします。チアガールのノレドに暴力を振るって、「あ~、
蹴ったあ!」と怒るシーンがあるのですが、こういうのがジワジワ来るんですよ。女性大臣登用に関して何か言いたいのかなと勘繰ってしまいます。

アムロは天然パーマ、ウッソはツーブロック、ユウキ・コスモはアフロ
ヘアーでしたね。ベルリはちょっと鬱陶しいロン毛ですが、束ねると
また別の表情になります。登場人物の肌や髪の色もバラバラで、
将来の世界もこういうのが理想ですよね。

月曜日に見つかったラライヤ・マンディは浅黒くララアの様ですが、
上手く話せないのでまだ重要度が分かりません。Gセルフを操縦
出来る三人の内の一人らしいですが。

背景やメカは手が込んでるなと感じました。子供の頃科学雑誌などで見た、未来の21世紀の姿がそこにはありました。

本当の戦争で使うと「ふざけるな」と怒られそうですが、スポーツや
ビジネスの世界ではもっとガンダム台詞が使われていいと思います。ネットでは好んで引用されていますね。

高校時代にガンダムムックを読んで、アムロが15歳なのに驚きました。歴史上の人物でも事を成し遂げた時の年齢が若いんですよね。チンギスハーンは40歳頃から版図を拡大したので遅咲きと言えますが。

拙記事でガンダムの作画監督が車のデザインをやればいいと書いたことがありますが、シャー専用オーリスで実現しましたね。ナビを操作すると「私を導いてくれ、ララア」と謂うそうです(笑)


元気のGは始まりのG
つかめプライドつかめサクセス

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