1年前のちょっと長くなる台風のお話です

その日は大型の台風のためダムの放流がせまられていました。
そのダムは1回も放流した事がなかったので、どれくらいのヒガイになるのかだれもそうぞうできませんでした。
ひなんばしょに行きたくても、あたしのように体の大きいコが行っていいものか?
いっしょに住んでいるおばあちゃんは体が弱くて台風の中をひなんばしょまで歩かせるわけにはいかないし………
おとーしゃんはしゅっちょうでいなかったので人手が足りず、おうちにとどまる事を決めてました。
ひとまず下のへやにある物を上のへやにうつして、おうちのみんなはバタバタしてました。
もしものときは車をあきらめないと…買ったばかりの家具も…電気はショートさせないように…出入口のカクホ…
いろんな事をかんがえてブツブツ言ってました。
物置がたおれる大きな音にもビックリして、およその屋根がお庭に落ちているのが見えたのでワンワン知らせてあげました。
雨はひどくなるばかりで川のライブカメラを見ながらお友だちとれんらくのやりとりをしてたようです。
ダムの放流はタイミングを見ながら行われ、大きなヒガイになりませんでした。
その日はたまたまヒガイに合わなかったけど、たくさんの事をあきらめたり、悲しい思いをした人もいっぱいいました。
シゼンの力は大きくてとてもこわいです。
守りたいものは何か…
すばやくハンダンできるか…
今回の台風を見ておうちのみんなが話あってるのを思い出しました。
そして今は これ以上ヒガイが大きくなりませんようにと願っています。