小学校6年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても変わってるという。父が会社員だったことはない。物心ついた頃からたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、よその家はそうではないことを知った。父は昔、過激派とかいうのだったらしく、今でも騒動ばかり起こして、僕たち家族を困らせるのだが……。
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上下巻です。下巻は割と薄め。
上巻では東京・中野でのエピソードが、下巻では西表島でのエピソードが語られます。
つい暗くなりがちな話が多いのですが、落ち込まずに読むことができたのは登場人物の明るさでしょうか。
東京では、平凡な小学生だったはずの二郎がほぼ理由もなく不良に絡まれてしまいます。
私は埼玉の田舎で育ったので、小学生なんかそれこそ鬼ごっこしてるかゲームしてるかだったんですけど、都内では本当にあんな生活してきた子もいるんですかね?
想像できなすぎて完璧「小説」でした。
東京編で場面を明るくしてくれるのは私的には向井君でした!
彼のおかげで割と卑劣なことしてるはずの黒木君も憎むに憎めず…
父親のせいでやけに客観的に物事を見る二郎が頼れるヤツがいる、ってのがやたら安心して読み進められました。
黒木君は最後美味しい感じで締めすぎでしたけどね。
良いやつだし、彼の立場もわかるけど、結構コロコロ態度変えてますよね。。
でも格好良い!好き!
ウェンディ症候群かな!(笑)
西表島では打って変わって周りの子供は良い子ばかり。もちろん不良もいない。
問題は1つは減りますが、更に大きな問題に巻き込まれます。
後半を明るくするのは、姉かな。
全編通して父はもちろんなんですが、上巻では暗かった姉が開き直ったように明るくなったのが印象的でした。
一郎さんはいい人なんでしょう。
奥さん大事にしてる風ですし。
あんな父親絶ッッ対嫌ですけどね。
だけどなんだかんだ家族に愛されてて素敵でした。
お母さんも呆れてるようでラブラブだしねっ!
:暗くならなくてよかった。夏っぽい。
