今回は前の試合のオマーン戦のレビューを書けなかったという反省を元に思い立ったらすぐやるという決意でサウジアラビア戦のレビュー書かせて頂きたいと思います。




プレビュー
サウジアラビアの他の試合はショートダイジェストしかなかったのであまり分からなかったのですが、2-2で引き分けたオーストラリア戦はオーストラリアが戦い方を変えてる最中ということもありディフェンスが甘いというのもあるのかサウジアラビアの最近レベルの上がってきたパスでの崩しや、以前からあった中東ならではの個人技が合わさってとてもいい攻めをしてるなと思いました。ディフェンスに関しては中盤と最終ラインのスペースが広めであったりサイドバックの守備が脆いなどの粗さはあったというのが印象です。


次に日本のスタメンです。

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本田、香川、岡崎とチームの要だった選手をこの大一番でスタメンから外し、これからチームを引っ張っていくであろう大迫、清武、原口を先発にした。




①大迫の素晴らしさ
試合開始から
開始早々森重からの縦パスをピタリと大迫が足元に収めるというパンぱなさから清武のミドルシュートと幸先よくスタートする。体格では勝てていないがそれでも抑え込んで背負える大迫を起点にしていく。ディフェンスラインの不甲斐ないパス回しでのミスも山口蛍の素晴らしいファーストディフェンスで攻撃の目を摘んでいきそこからの縦に速い攻撃でショートカウンターを狙っていく。
サウジアラビアは自陣で奪ったら早いパス回しでどんどん前線に運んでサイドにシンプルにはたいてそこから個人技での突破やパスで日本の守備の綻びを作ろうとする。ディフェンスは前からプレッシャーを掛けていくというのが両チームの立ち上がり。



②縦に速いサッカーの体現
15分頃からは日本の攻撃が短調気味になっていくが奪われてからの守備が良くあまりサウジアラビアにもボールを運ばせない。サウジアラビアの決定機も山口蛍のプレッシャーでなんとか防ぐ。いつも思うのは吉田、森重からのロングパスの精度は改善しなければならない。酷すぎる。
カウンターからの原口のドリブル突破から相手を背負いながらパスを受けた大迫が振り向きざまにシュートを打つ。久保からニアへのクロス酒井宏樹のサイドからえぐってクロスからの久保のシュートなど様々な攻めでサウジアラビアゴールを脅かしていく。この素晴らしい攻撃を生んでいるのは山口蛍、長谷部のボランチのボール奪取からであると思う。大迫の奪われてからの切り替えですぐファーストディフェンダーになっているのも良い点である。
サウジアラビアはバイタルエリアでの横パスで日本のディフェンスを左右に揺さぶって決定機をつくるという流石の攻めのクオリティがある。
30分頃からプレビューでも言ったサウジアラビアの中盤と最終ラインが開くというのが出てきたのでそこで間受けをする清武からサイドに散らしてチャンスを生み出していく。
左サイドがダメなら右サイド。ダメなら中央から裏へのスルーパスなどでそろそろ点が欲しいところ。
そう思っていると清武のシュートが相手の手に当たったという判定で日本がPKを獲得し清武が落ち着いてキーパーの動きをみて沈める。コースはえぐいですね笑笑




③前半の総括
大迫が前線で相手を背負える、それを清武を中心に2列目の選手が流動的に動き日本にどんどんチャンスをもたらしていく。例え奪われてもボランチの2人であったりサイドバックが連携をしてボール奪取や最低限前を向かせず時間をかけさせて日本の守備陣形をつくるということもあってかサウジアラビアがイライラして前半でイエローカードを2枚も出されてしまう。あまり流れのいい時間がない時もあったがなんとか凌げたのもよかった。


④高い位置からのプレスの持続
後半は久保に変えて本田を投入。
前半と変わらず日本が主導権を握って奪われての最終ラインを下げずにコンパクトな守備をしてしっかりと集中している。逆にサウジアラビアはラフプレーが増えてプレーも雑になってきている印象。
15分くらいからは日本はボールを支配させてるがディフェンスが突破されてチャンスを作られる場面が出てきたてカウンターで攻め返すという状況。原口のシュートシーンは大迫が体を張って原口がボールを奪いシュートに持ち込むいいシーンを作り出して、ボールを失っても山口蛍が奪い返すというロンドン世代の躍動が引き続き目立つ。清武に変わって香川を投入して中盤とボールウォッチャー気味のディフェンスの間をより使うと思われる。
後半は日本のセンターバックやキーパーからのロングフィードが少し良くなって、大迫が落として左サイドから長友と本田の崩しから最後はフリーの原口が点を決める。このシーンは大迫と香川に釣られてその後ろにいた原口は全く視界に入っておらずサウジアラビアのディフェンスの弱いところが出て完璧な崩しだったと思う。
終盤はサウジアラビアの猛攻でサイドを上手く突破され1点を取り返される。日本の守備がどんどん押し込められて言ったのが日本のいつもの悪いところかなと。



⑤総評
オマーン戦に引き続き大迫のキープ力の高さと清武のゲームメイクの素晴らしさはこれからの日本代表にとってとても大きな収穫だったといえる。原口は今までどおり献身性の高さを示し、攻撃でも良い所に顔を出し得点を決めて日本の左サイドを圧倒する存在と言える。久保に関しては最初は重圧がかかっていたのかあまりいいプレーはしていなかったが所々でいいプレーも見えていたと思うのでこれからの成長に期待したいです。ただ交代は妥当だったと思う。ボランチに関して山口蛍は今や日本代表には欠かせないほど重要な選手であると言える。ボール奪取や危険な所になる前に攻撃の目を摘むというシーンが何度も見られた。長谷部は世代交代の波を感じると言っていたが最近の調子を見るとこういう重要な試合でキャプテンシーを発揮したり審判に対しても意見をしっかり話せる人は長谷部以外にいないと思う。サイドバックは長友が4年前のようなオーバーラップがあまり見られなかったが守備で貢献した。酒井宏樹はもうちょいミスが無くなって欲しい。吉田と森重はフィードの練習とクロスの対応を改善しなければならない。本田はボールを持った後の判断が遅く周りのサポーターからおせーよ!と言われる始末。圧倒的な右サイドの選手が出てきて欲しい。香川は存在感が無く、現状は清武の方が上となってしまっている。





今回も現地で観戦して思ったのがサウジアラビアのパスはテンポもスピードも日本より速く、特にバイタルエリアでの横パスは脅威だった。私がサッカーに興味持ち始めた6年ほど前までは中東というと個人技ばかりがすごくロングボールばかりで細かいパス回しなんか皆無だと思っていたが近年益々力を付けて個人技とパスが融合しとても強くなってきている。
今日の試合はハリルホジッチ監督就任してすぐの試合の時の様なワクワク感が久しぶりに見れた感じがする。
てかファンボメル来てたなら是非とも会いたかった笑笑




この試合で今年の代表戦は終わりなのでクラブに帰って試合出てない選手には是非ともレギュラーを取り返して若い選手はどんどん海外に行って経験を積んで欲しい。
来年の代表戦は夏にあるホームのオーストラリア戦はどうしても見に行きたいです。




長々と読んで頂きありがとうございます。