テンハグ監督の戦術

マンチェスターユナイテッドを率いるテンハグ監督、その戦術と懸念点を個人的に分析してみたいと思います

 

 

ビルドアップ時の戦術

基本のフォーメーションは以下の通りです。

ビルドアップ時にはこのようなサイドバックが上がりワンボランチ、ツーセンターバックでボールを回す配置になります。これらが基本的な軸となりポゼッションサッカーを展開していきます。

 

ビルドップ時の懸念

ここまではユナイテッドの基本的な戦術とポジションを見ていきましたが、今度はこれらのポジショニングが起こす懸念点を解説していきたいと思います。

 

1 ビルドアップ時にウイングにボールが渡らない 

まずこのポジショニングで問題とされるのはウイングにボールが渡らないことです。上の図にある通りサイドバックが上がる形のためウイングにボールが渡りません。ウイングにボールが渡らないと単純に考えてウイングの方がサイドバックよりドリブルやクロスの精度が高く攻撃能力が高いため点を取れる確率はウイングに渡った方が高くなります。

上記のようにサイドバックにボールが渡った時にウイングに渡すという形もありましたがそうしてしまうとプレスがはまってしまいウイングが後ろ向きでボールを受ける形になってしまうので、ボールを失いやすいです。

 

2 ワンボランチの負担が高い 

ユナイテッドを見ている人だと分かると思いますが、今期ユナイテッドはボランチが奪われてそこからのカウンターで失点という典型的な失点パターンがあります。それは個人の能力が低いからではなく戦術的な欠陥があると僕は考えます。

 

3 ビルドアップ時に迂回経路が繋がらずプレスがはまってしまう 

上の図にある通りツーセンターバックで回してしまうとウィングへのパスコースが繋がらずプレスがはまってしまい裏へのパスコースが狙いづらくなるという現象が起こってしまいます。

 

以上がユナイテッドの戦術の懸念点です今度はこの点をどうやって修正した良いか考えてみたいと思います。

 

1の対策 3バック化しウイングへのパスコースを作る 

上記のように3バック化することでウイングへのパスコースを作ります。

 

2の対策 ツーボランチ化する 

ツーボランチにすることでボランチに当てて落とすこともできるのでツーボランチを推奨します

 

3の対策 3バックにしうしろのビルドアップを広くする 

 

3バックにすることで後ろの幅が広がりウイングにパスコースをつけることができます。

 

以上がテンハグ監督の戦術と懸念点になります最後までご愛読ありがとうございました。