夢や冒険への憧れは大人になるとなくなってしまうのか。

 

大学生になると知らなかった世界に触れる機会が増え、今までの生活が一変した。

ただ、時間の経過とともに自分にとって大切なもの、好きだったものが曖昧になってしまった。

工学系の仕事に憧れ、いつか自動車を開発したり、JAXAで宇宙へ飛び出してみるということを夢見た中高生時代。

受験勉強による理系科目へのセンスの限界を感じた私はロマンを抑え、経済系への道を選んだ。

 

たしかに金融、情報系の勉強は日常生活にも近く、やりがいがあるが、同時に社会に出て活躍できる力をつけるという意識が強く芽生え、見てくれのいい空っぽなサラリーマンに近づいている実感も沸く。

 

転機になったのは1か月前に東京科学博物館に訪れたとき。

ティラノの骨格、人工衛星や深海6500の模型を前に、小学生のころ感じていたいわゆるワクワク、ドキドキした気持ちを感じられず、ただ歴史的事実の一つとして冷淡な感情しか抱かなかった。

この出来事は私にとって非常にショッキングで、なにを目指して生きているのか、自分の存在価値はなんだろうかと問いかけるほどであった。

 

 このブログでは自分探しの一環として自分一人様々な経験をして、そこで得た知見、感情の変化を文字に書き起こすことで、自分の血肉にするための補助である。

ロマンを再発見しようともがく姿を暖かく見守ってほしい。