私に、恵比寿のたつやを知っているかと聞いた男子が、私の答えに酷く満足して愛の告白をした。

たつやは“やきとり屋だけど、焼き豚(とん)”の店だ。
私が知ってる限り、営業年数は20年を超えている。
脂の染み付いた天井や、その雰囲気はとてもオサレとは言えない。
椅子に座って、赤い顔をして談義に花を咲かせているのは、中年のオヤジたち。
ビールを片手に、串から焼きモノをひっぺ返す。
ピークの時間帯は、相席も当然。
この店に、私は後輩と行ってきた。
ちょっといかついシニアなスタッフも、実は気さくでやさしくて、
びっくりするくらいエスコートが上手い。
座る時には、さっと現れて、サッと椅子を引く王道っぷり。
男子といくと、エスコートは男がやれと言って、男子教育もする。
串ものひとつひとつが立派で、キレイで、美味しい。
$好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-やきとん

一品料理の居酒屋メニューも充実している。
       好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-蛸のからあげ好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-ポテトフライ
       好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-茄子の1本漬け好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-アジのたたき
この冷やしトマトと、人気を二分していたオニオンスライスがなくなったのは寂しい。
$好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-冷やしトマト

コストパフォーマンスは、お財布にやさしい。
だから。
『この店は、愚痴も酔っぱらいも、全部引き受ける懐の大きさがある。
 だから好き。
 男子のやさしさと大きさを感じられるから。』
知っているか?と聞かれてこう答えた。
私なんかよりもう随分も前から、幾度と通っていた男子は、
自分のことをそう感じてもらえていると想ったそうだ。

日本酒好きの彼女と、1本2合の冷酒を6本飲んだ。
トイレから戻って来たら、後輩がカウンターに突っ伏していた。
そして7本目が、彼女のバッグに納められ、駅で手を振った。
愚痴と酔っぱらいを引き受けてもらって、彼女が満足だったらうれしい。

【やきとり たつや】
http://www.ebisu-tatsuya.com/info/index.html

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