無理矢理「一段落よ。」と言い聞かせ、泣きそうな空の下、出掛ける。
お花屋さんまで2分。
いっぺんで気分転換出来る場所だ。
それなのに、黄色い花ばかりでなんだかつまらない。
こんにちわと声をかけて、いつものメガネちゃんと視線を合わす。
『ROMAKOさん、今日はこれしかありませんよぉ。』
私の心の声が聞こえたのか、差し出されたのは、たった一輪だけのチューベローズ。
ずんと、私の目の前に突き出す。
好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-チューベローズ1

ひとつも開いていないからこれからドンドン楽しみですよとおすすめされ、
と~ってもいい匂いで癒されますよぉ~と、メガネの奥の眼が光る。

好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-チューベローズ2

そうして、我が家の住人になった。

もうひとつは、ちっともお水を吸い上げてくれなくて、ドライになったブルーベリー。
好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-ブルーベリー

根元を切っても、割っても効果なし。
ならば、水につけるよりと、思い切った。
カラリンとしているけれど、なかなかいい雰囲気になってくれたと思う。
この実が落ちるまで、そばにいて。
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