私の本が、出来上がる。
タイトルは、“食感シーソー”。
$好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-食感シーソー1

このタイトルには、本のスタイル、エッセイ&レシピに対する想いを込めた。
それは、読み手によってエッセイに重心をおく方もいれば、
レシピに重心を置く方もいるだろうという想いがある。
そして、私の中でいつも天使と悪魔、男性性と女性性など、
人としてのバランスをとる毎日への想いを込めた。
さらに、実際の食に関して、こっち?それともこっち?と、
一つの食材に対するあれこれ考えることを、シーソーになぞらえた。
一人でもできるシーソー、でも、二人居ればもっと楽しいシーソー。
それは、私と読者、かもしれないという想い。
ひいては、私と皆、かもしれないという想いだ。

振り返れば、2009年10月22日、私の運命が大きく変わった日だった。
それから半年。
原稿を仕上げ、校正をし、レイアウトを考え、カバーのデザインを考え、
出版社と著者の私とその着地をさせるべくお互いの間を原稿が行き交ったわ。
出版社としての意見、編集部としての考え、私は自分の作品でもありながら、
そうではなくなっていく感覚に新鮮さを覚えながら、
大きなゆりかごの中で、作品と向合えたし、作らせてもらった。
その成果のすべてが、この1冊に込められたと思う。
私の重すぎる想いをタイトルに込め、その想いを表現してくれたデザイナーに、
感謝せずにはいられない。
著者ROMAKOの文字は、自筆で書かせてもらった。
帯文は、お料理教室の生徒さんが寄せてくれた。
プロフィール写真は、大好きな美容家の手によって撮れた奇跡の1枚が載った。

ここまでの道程で思うことはただひとつ。
作らせてくれてありがとう。
発売させてくれてありがとう。
そして『この本を待っているよ。』と言ってくれる、愛をありがとう。

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$好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-本文<2010年5月下旬より全国300書店陳列開始>
                    食感シーソー(ROMAKO著)文芸社/1,400円(+税)
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