雅没徒A71年史 は
昨年末に無事完結したので
まんをじして72年史をはじめます
半年近くあいたので
再び1954年からでいいでしょう
70年史も71年史も2020年に書いたもの
ほぼそのままなので
付け加えることはほとんどないんですが
かぐや姫フォーエバー
という2枚組のアルバムに収録されていた
今はちがう季節 という曲
今はちがう季節
(かぐや姫)
今は違う季節
という表記をよく見かけるけど
今はちがう季節
が正しいみたいですね
に収録されていたのを
よく聴いたんですが
たぶんそれ以前のアルバムにも
収録されていたはず
とにかく記憶に残る曲です
<2006年に書いた記事>
今はちがう季節

♪ 君と別れた夏は こわれた置時計
そして風を忘れた 小さな風鈴
ブロックべいに沈む 夕陽がさびしくて
痛む胸の中に すんでます秋が
1960年代にビートルズがそうだったように
1970年代初頭に かぐや姫 は
時代を先取りしていました。
なんせ反戦フォーク や
アングラフォークが 全盛の時代に
パーソナルな 愛
をテーマにするなど 言語道断
というような空気があったからです。
そのため 音楽雑誌などでは話題になるものの
セールスはそれほど伸びず
一般の人にはほとんど
知られない状況が長く続きました。
よしだたくろう とか 井上陽水 とかも
同じようなスタンスでしたが
何かと目立つ行動の多かった
よしだたくろう が
まずマスコミに紹介されるようになり
一緒に行動することの多かった
かぐや姫 も少しずつ
知られるようにはなっていきました
とはいえ ア−ティストとして
認知された状態にはほど遠く
また よしだたくろう のほうも
裏切り者 のレッテルを貼られ
ライブなどではしさまじい
帰れコール がおこっていました
そんなわけでTVなどの
メディアには縁が遠いものの
深夜放送とか当時続々開局したFM放送などで
オンエアされる機会は多く
日本情緒豊かな詩や微妙に演歌テイストな曲
そして 南こうせつ の傑出した歌唱力 などで
少しずつ楽曲が評価されていき
1973年の 神田川 の大ヒットにいたります
その後 かぐや姫 として活動した期間は案外短く
1975年には伝説となった
つま恋 のライブに出演しますが
このライブ チケットは入手していましたが
ある理由で行くことができませんでした。
♪何もかもが昔
今はちがう季節
そしてぼくの心も
変わってしまった
この曲は 2ndアルバムの
”おん すてーじ” に
収録されていましたが
人気があったので ベストアルバムの
”かぐや姫フォーエバー”にも収録されました。
♪狭いあの部屋で
毎日暮らしたいと
口ぐせのように
いつも言ってたっけ
そんな君だから
好きなままでいたいの
当時はこういう歌詞が
歌謡曲的だ と非難されることが多かったですね
歌謡曲的=商業主義的=体制的
そんな一方的な決め付けが
あたりまえのように行われていた時代でした
よく かぐや姫=四畳半フォーク
といった捉え方をされますが
それは違います。
かぐや姫の曲には
あの人の手紙 のような反戦歌っぽいもの
加茂の流れに のような演歌っぽいもの
僕は何をやってもだめな男です
のようにコミカルなもの
実に多彩なレパートリーがあります。
四畳半フォークのイメージが強いのは
神田川 のインパクトが強すぎたせいでしょう
しかし 神田川 の作詞者である 喜多條忠 は
かぐや姫のメンバーではありません
喜多條忠はそれこそ舞闘派の学生運動家でしたが
実話である マキシーのために をはじめ
それほど政治色は強くなく
むしろメンバーの作品以上に 歌謡曲的 であったともいえるでしょう
(実際キャンディーズとかにも作品を提供してます)
の作品が増えていくのですが
そんな流れの中で作られた
4thアルバム 三階建の詩 で
存在感を放っていたのが
正やん(伊勢正三)の2作品
なごり雪 と 22歳の別れ でした。
こうせつの作品が
どちらかといえば演歌的で日本的であるならば
正やんの作品はポップス的で洋楽的
同じグループでやっていたとは思えないほど
音楽性が違うのです。
♪沖を走る舟は 白い波を残し
水辺で遊ぶ鳥は どこへ帰るのか
いちばん かぐや姫的 な曲なのかもしれません
あとひとつ つけ加えておくなら
1973年 3rdアルバムの
かぐや姫 さあど
(シングルでは神田川) までは
グループ名が
南こうせつとかぐや姫 でしたが
1974年 4thアルバムの 三階建の詩
(シングルでは赤ちょうちん) からは
かぐや姫 になっています
フォーエバーの解説に書かれていたと思いますが
南こうせつを中心としたグループから
三階建 というタイトルが示すように
3つの同心円のグループに 成長したと同時に
解散 へのカウントダウン開始でもありました。


























