タイムリーではなくなってしまいましたが、LINKIN PARKのボーカリスト、チェスターが自殺したニュースは衝撃的でショックでした。LINKIN PARK大ファンだったので。。。ていうか、あの時代リンキンパークのファンじゃない人っていたでしょうか。。

 

日系人マイクのラップに、韓国系のMr.ハーンのDJさばきから、チェスターのシャウト。

ミクスチャーが流行った時代に最高傑作のメンバーでした。そして歌詞がたまらなく良かった。スラングを使わず、切ない気持ちを表現する歌詞を必死で訳してたくさんの英単語を覚えたものでした・・・

 

リンキンパークが大好きになってどうしてもライブが見たくて来日まで待てなくて一人でアメリカのフェスに見に行ったことがあります。当時(というか今でも)、見たいバンドは待つな、見るチャンスを逃すなというのが私のポリシーなのです。じゃないと、バンドっていきなり解散してしまって、二度とみれなくなってしまうかもしれないから。

(といいつつ、解散しないBUCK-TICKとRAMMSTEIN。。。)

 

リンキンパークの来日時、東京でのライブ後バンド御一行様が連れていかれる六本木のクラブで打ち上げのとき、クラブのDJがリンキンパークの曲をかけた時、ソファに足をかけて自曲を熱唱するマネをして周囲を笑わせていたお茶目なチェスターでした。

巡り巡って同じ時代に子供を持ち、パロスバーデスという憧れの高級住宅街に家を構えて元プレイメイトの嫁をもらい、バーガーキングでのバイト生活→セレブ生活を手にいれたというのにチェスターの抱えていた心の闇が晴れることはなかったのだなぁ、と本当に悲しい気持ちになりました。

 

日本人にはあまり理解できなかもしれませんが、チェスターの抱えていたものはアメリカの抱える闇の部分です。ドラッグやレイプなどは常に隣り合わせ。どんなに恵まれた家庭であってもそれは変わりません。親の目の届かないところでどんな子供がどんな目にあっているなんて想像できるでしょうか。うちの旦那も同じような境遇で7歳からストリートで育ちました。そして闇を抱えています。自分の息子が来年あたりからマリファナや覚せい剤を使用し始めるなんて想像もできないですが、小学生低学年からドラッグ使用なんていう話はどこにでもあるんです、アメリカ。

ローラだって綺麗でのどかすぎるように見える田舎町ですが、この界隈では深刻なドラッグ中毒の大きなコミュニティがあります。山小屋のような家で覚せい剤を作っていたり、ヘロイン中毒者がたくさんいます。少なくとも、そのことを念頭に子供達からできるだけ目を離さない親にならないとな、と思いました。特にうちの息子は悪い影響を受けやすく、ガラスのハートの持ち主なので・・・

 

 

 

話はそれましたが、チェスターにはうちの息子と同じぐらいの双子もいて、その他にも子供がいてそれさえも彼を引き留めるものには程遠かったんだなと思うと私では理解し難いほどの彼の闇の深さを感じます。

どうか、彼の魂が今は安らぎを得ていますように、と祈らずにはいられません。

Rest In Peace、チェスター。

 

 

 

 

 

 

But in the end
It doesn't even matter

チェスター、本当にそうなの?