70年代プログレの・・・というより
もっと幅広くブリティッシュ・ロックの・とくくられることが多いのが
ジェスロ・タル です。
というのも、70年代前半などは
「アルバム一枚で1曲!」
「○○をテーマにしたコンセプトアルバム!」
なんていうコトをやっていましたから
プログレ野郎なんだ、という認識を与えていたのは事実です。
しかし、70年代半ばには すでに全然プログレじゃない作風に
なってしまいます。
「ロックンロールにゃ老いだけど死ぬにはチョイと若すぎる」なんて
邦題だけがプログレでどうする!といった
ブラックユーモアあふれる演歌ロック もありました
(悪くはないけど)。
声にしてもルックスにしてもはたまた音楽そのものとしても
なんというか日本人に受けない要素がズバリでありまして
結果としても英米の大成功をよそに日本では知る人ぞ知る、という
存在のような気がします。
しかしプログレ期のジェラルドにしても
ウォーチャイルドにしても神秘の森にしても
70年代の諸作はどれも素晴らしい出来です。
ぜひ気合いを入れて聴いてみてください!