70年代のプログレスーパーバンドの残党が結成したエイジアは
80年代に実に個性的で質のよいコンパクトな楽曲で一世を風靡しました。
衝撃のファーストアルバム「ASIA」もよいのですが、このたびセカンドの「ALPHA」を聴いて
あらためて名盤だなぁと感心しました。
まず捨て曲なしの楽曲のよさ。ギターのSteve Howeが作曲に加わると
ややマニアックな出来になる傾向があるのですが
ここではメインライターのJohn Wetton と Jeff Downesのチームのみで
素直な曲つくりがなされています。
メロディ最優先でありながらさすがはプログレ人だけあって
アレンジはドラマチックで素晴らしい。
ちなみにギターソロの名演が意外に少ないHoweさんも
Midnight Sun の渾身のソロはまさに名演といえるでしょう。
YESの「Sound Chaser」のギターソロと同一人物とはもはや思えないですね。
(↑素人がテキトーに弾いてるのか?と聞いてきた友人がいました・・)
というわけでエイジアは「産業ロック」などと悪口言われることも多いですが
アメリカ産のそれと比べてなんというか陰りのある日本人好みなサウンドで
実は素晴らしいバンドなんです。
今の若い人が聴いたらどんな感想を持つでしょうか? やはり今となっては「古くさい」のかな?
→案件依頼 新潟の営業マン らっしゅへメールする