美食家じゃない人の食ログ集積所

美食家じゃない人の食ログ集積所

美食家ではない。
ただ食べるのが好きなだけ。
そして、どうせ食べるなら美味しいのが食べたい。

敢えて名乗るなら、「多食家」かもしれない人の食の履歴です。

2024年度は9/6〜9/29の日程で開催される「さっぽろオータムフェスト」。



このブログでは、例年大通公園の戦利品がUPされていくのが通例です(笑)。


公式サイトに今年の詳細も出てきたので、オータムフェスト各会場の紹介をしながら、私の考察やどう楽しむかの検討事項を書こうと思います。


オータムフェストの説明は、上の公式サイトへのリンクをご覧ください。

ざっくりいうと、札幌大通公園(1〜12面まである)のうち7面を全部異なるコンセプトの会場にした、巨大な食のイベントです。



 

2023年度を振り返ると、とにかく人の量がエゲツなかったです。

過去最高の来場客数とのことでしたからね。


特に7丁目は、平日ですら座席は埋まっているし、土日祝日は足を踏み入れたら最後、動きがとれなくなりました。


この傾向は今年もあるでしょう。


2023年度は大幅なリニューアルが施されています。

大抵は過去の良いところを、新しい目線でブラッシュアップしたものとなっていて、特に5丁目は大成功したと言っていいでしょう。

他方、新しいものをやろうとして大失敗したのが6丁目。今年は正念場でしょう。


私の主戦場(たべに行くだけなのに・笑)の8丁目に関しては、江差町の産地偽装問題が発覚。この影響はどう出てくるのでしょうね。




【4丁目:IN4 スクエア】


「札幌らしい店」が集まる4丁目は、立地も良く、週末は激混みエリアとなります。しかし、地元民の訪れる平日は「札幌らしい店」へのこだわりがかえって足を引っ張る傾向があります。


実は、4丁目会場には2022年度までと大きく異なる点があります。


地元の女性誌「poroco」と、地元のグルメ雑誌「O.tone」が参加するようになりました。

「O.tone」は「おとん」という名前通り、しっぽり呑める居酒屋や街中に息づく街中華など、おじさんの(も)入りやすく美味い店を紹介する雑誌です。

つまり、キラキラしているイメージのオータムフェスト4丁目に、もつ煮込みをつまんで一杯やれるエリアが爆誕したのです。


これがたぶん、昨年は周知しきれてなかったんですよね…。ラーメンは並んでいましたが…。


今年の動向に注目していきたいです。




【5丁目:北海道 BAKU BAKU PARK】


2023年、遂に勝利の方程式を見つけた5丁目。


かつては「ラーメンとご当地グルメとその他」くらいの解像度だった会場が、今や


・ラーメン

・カレー

・北海道グルメ

・小麦グルメ

・パンとスイーツ


それぞれが輝く「食べ」最強の会場として完成をみました。


特に、小麦のコーナー「麦かおるグルメ」でたこ焼きがブレイクしたのは大きいですね。

今年も3期にわたってたこ焼き屋さんが登場するので、うちも行列覚悟で行きたいです。去年は日和りました(ノ∀`)


あと、この中では比較的地味目ですが、「Daily Bread & Sweets Market」も都度違ってて楽しかったなーと。今回は出店カレンダーみながら行こうかな。




【6丁目:食と音楽 奏デリシャス!】


昨年私が酷評した6丁目ですが、流石に動線は改善されたようで何よりです(遠い目)。

ブース数を減らしてますが、減ったお店には過去の6丁目の常連達もいますね。闇…。


その分、座席は増えているのは良いですね。


音楽のステージがあるのは良いのですが、昨年は動線問題でステージ前の横切りが激しかったり、ステージを観るお客さんが長居になってしまうので座席とりが厳しくなりがちだったり(ちなみにステージが無いときは、特定の店だけに行列ができる状況でしたね…)

いろいろありましたねぇ…ホント…。


そんなわけで6丁目は今年が正念場だと思います。


なお、スペシャリティコーヒーとさっぽろスイーツの店という、私ホイホイの店が出るそうなので、そこは必ず行こうと思います(笑)。




【7丁目:大通公園7丁目BAR】


5丁目が「食べ」の最高峰なら7丁目は「呑み」の最高峰。

全道各地から届いたあらゆる酒を、最高のつまみとともにいただくことができるのがこの会場です。


昨年全然入れなかった…(笑)。


平日も絶えず座席が埋まっているし、土日祝に足を踏み入れようものならマジで動けない(笑)。

元々、特に混む会場でしたが、昨年の混み具合は恐ろしかったです。


そんな中、おすすめ酒肴などの情報をボードで掲示するという試みが始まっていて、会場内が見渡しにくい日には特に良い取り組みだと思いました。


今年も同じように「むーりー」と言いながら退散してそう、私(笑)。




【8丁目:さっぽろ大通 ほっかいどう市場】


北海道の市町村が、地元の名にかけて特産品を販売する会場です。

北海道は非常に広いので、札幌から片道半日かけないと行けないような場所からも物資が運ばれてくるので、札幌市民としてはとても便利な会場でもあります。


ですが、近年は高騰する出店料に見合わないものは販売がしにくくなっており、特に高く売れない野菜推しのところは随分減ってしまいました。肉や魚介は高く売れるのですが…。


江差町のアワビの産地偽装問題は、無理をして背伸びをした結果起きたのではないかと思います。

これがどういう形で影響するのか、全く影響しないのか。わからないですね。


昨年人気だったソフトクリーム食べ比べがあるのは地味に嬉しい。


今回4期で、美唄と室蘭が手を組むみたいですね。

やきとり共同戦線。

ワクワクして待ちます。


「新ブランドグルメフェア」とはなんだろう?


昨年、リピーター向けにドリンクに引き換え可能なスタンプラリーをやっていたので、これは続けてほしいです。8丁目はリピーターが少ないと会期が後の市町村ほど不利になっちゃいますからね。




【10丁目:産地とあなたをつなぐ お肉じゅっ丁目】


昨年から野菜を取り入れて健康志向にみせかけているけど、いうて肉祭りじゃないですか。


昨年、店の看板がオシャレにして視認性爆上げなものに変わって、もともと「映える」会場がより格上げされたように思いました。


ここは道産ブランド肉が乱舞しているので、基本的に単価は高いんですよね。なので私は、今回も行列を横目に悩むだろうな…。


今年は2910831(野菜直売所の野菜と肉の料理を出すところ)は行っておきたいです。せっかく新しくできたのに、昨年はスルーになってしまったので。




【11丁目:PRECIOUS TABLE】


昨年、完全な高級路線に舵を切ったのは英断だと思いますし、VIPラウンジを用意したのも素晴らしいと思います。


それでも行列ができるシェブズキッチン(高級店が日替わりで料理を振る舞うコーナーです)。昨年は暑い日に1時間以上並んだっけ…。

シェブズキッチン、ちゃんとお店を選んで行かなきゃとは思うんですが、高級店やシェフの名前を知らないために、行き当たりばったりで食べたことのない名前の料理食べて「美味しかった」で終了、の流れになりがちです。たぶん今年もやります。


フルコースができる、のコンセプトの割に、実は〆がちょっと弱いんですよね。

単純に「お菓子」というカテゴリーなら「8A GARAGE COFFEE」のシベリアなり、今回網走桂陽高校が持ってくるであろうポテトチップスなりあるとは思うんですけど、なんか流れに沿わない感覚はあります。(どちらも狙ってはいますよ。)