今回は、EGFR陽性肺がんの方以外は面白くない内容ですー。
いつも面白いかどうかは疑問ですがエッ
先日、ブロ友さんから「タグリッソ耐性後の、ジオトリフ+アバスチンの臨床研究があるよ」と情報を教えていただいたので、実施している病院へ行ってきました。
場所は神戸。
自宅から車で2時間ほどかかります
主人に付き添ってもらいました。
セカンドオピニオンではなく、診察として受診させていただいたので血液検査やレントゲンを撮るように言われました。
結果が出てから診察室へ。
担当していただいたのは40代くらいの男性医師。
コロンとしたフォルムに人懐っこい人柄で、ドラえもんぽい先生でした。
まず、この治療は治験ではなく臨床試験なので費用はすべて患者負担であることの説明を受けました。
もし、神戸の病院まで通うことになれば交通費がすごいことになります…
そして治療の説明。
ジオトリフにアバスチンをプラスするというのは標準治療ではないが、新しい薬を使うわけでもないので劇的な効果は期待できない。
ただ、ジオトリフ単剤で使うよりは良い効果が出やすい。
胸水がたまりやすいなら更にオススメ。
ジオトリフは、イレッサ、タルセバに比べて抑えられる遺伝子変異の種類が多い。
タグリッソに耐性がつくと、ノイズと呼ばれる細かい遺伝子変異がたくさん出てくるので、うまくジオトリフの守備範囲に入ればまた効果が出ることが期待される。
ということで、ジオ+アバスチン 是非ともやりたいですー。
で、この病院ではちゃんと治療の症例を集めるために臨床研究として治療されてるわけですが、実は標準治療の薬同士を組み合わせるのは病院によっては自由にできちゃうそうです。
みなさん!各病院にレジメン審査があるって知ってましたか?!
ワタシはレジメンという言葉すらよくわかっていなかったので詳しく教えてもらいました
レジメンとは治療計画のこと。
レジメン審査とは、お薬の使い方や組み合わせが安全かどうか各病院で審査して安全とされるお薬やその組み合わせのみ、その病院では実施できるわけです。
しかし!
その“安全”というのは病院によって異なります。
大きな病院ほど標準治療に忠実で、小さな病院ほど自由度が高かったりするようです。
そして、審査を通った治療法はパソコン上で一覧にまとめられて、それをクリックするとオーダーができるわけです。
標準治療に忠実な病院は、限られた組み合わせしか登録されていないのでオーダーできるメニューが少ないです。
これを吉野家に例えます。
自由度の高い病院では、できるだけ自由に組み合わせて治療ができるように、きっちりと治療法を決めずにそれぞれ単品でお薬が登録されています。
これを、単品で選び放題の食堂に例えます。
めちゃくちゃお腹が空いて、超イレギュラーな組み合わせで食べたい時。
単品食堂なら牛丼単品に白ご飯を付けるという
無茶食いも叶いますが、吉野家にはそんな定食はありませんからオーダーできませんね。
白ご飯を単品でオーダーできれば、お好み焼き+白ご飯でも、寿司+白ご飯でも自由なわけです。
同じようにアバスチンが単品で登録されていれば、ジオトリフ+アバスチンでも、タグリッソ+アバスチンでも自由に使えます。
ところが、治療をする際にアバスチンを単剤で使うことはまずないので、大きな病院では単剤で登録することができないのです。
これが、同じ治療でもできる病院とできない病院がある理由です。
ということは、近所の病院で自由度の高い病院を探せばジオ+アバができるんですが、臨床研究として神戸で受ければ、その治療が終わった後に今の病院に戻れるというメリットがあるんですよねー。
なーやーむー。
ちなみに、京都の病院でも臨床研究として受けられるらしいとお聞きしてましたが、そちらはすでに終了していました。
たっぷりと時間をかけていろいろ教えてくださったドラえもん先生、ありがとうございました