ずっと左胸に溜まっていた胸水を抜く日がやってきました。

水を抜いたら痛みも咳もすぐに引くからねと言われましたが、1か月もずーっと痛み続けていたものがすぐに治るとは思えず、あまり期待していませんでした。

 

検査入院の時も少し水をぬいたのですがこの麻酔がなかなか痛かったので、また注射されるのかーと思うと憂鬱でした。痛い痛いと思い込み、余計な力が入ると余計に痛くて半泣きでした。1リットル抜くのが目標でしたが800ml抜いたところで胸がチリチリと痛んできたので終了となりました。知らない間に牛乳パック1本分も水が溜まっていたなんて・・・ 人間の体ってすごい。

 

主治医のハヤクチ先生が早口で説明してくださった通り、次の日には本当に痛みも咳も消えていました。前日まで、痛みのあまり体をくの字に曲げて肋骨を押さえながらよろよろと歩いていたのに、まるで別人のようにスタコラ歩けるようになっていました。

水を得た魚ってこういう時に使うのか?使わないのか??ちょっと違うか・・・ とにかくその日から私の体はみるみる元気になり、痛みのない体に感謝しながら病院内を無駄に徘徊していました。