風邪を引いてから2か月も咳が止まらず、そろそろ病院へ行こうかなーと思いつつグダグダしていると、だんだんと左の肋骨がズキズキと痛み始めました。元々体が丈夫で、病気についての知識が全くない私は、咳のし過ぎで筋肉が疲れちゃったのかなーくらいにしか思っていませんでした。ところが、だんだんと痛みが大きくなり、ついには歩けないほどになったので慌てて病院へ。

この時、上の子2才3か月 下の子は0才5か月でした。下の子にめいっぱい母乳を飲ませ、半日休みを取ってくれた夫にパスして一人で近所の総合病院へ行きました。

その日の内科の担当は、気さくなおっちゃん先生で、症状を説明すると「神経痛やね。湿布出しとくから、すぐなおるわ」と言われました。歩けないほどの痛みが湿布で治るの??それより、咳はいつまで続くの??あれこれ質問すると、「まぁ、もうちょっと様子見でもいいと思うんやけどねぇ、心配やったらCT撮る~?」と軽いノリで言われたので、お願いしま~すと軽いノリで返しました。

CT撮影が終わり、しばらく待合室で待っていると、入れ替わり立ち替わり看護師さんが来ては喫煙歴を聞かれました。そのたびに、タバコは1本も吸ったことがありませんとお答えしました。診察室に入ると、先ほどとは違う神経質そうな先生が画面をジーっと見ていました。私も画面を見てぎょっとしました。肺の大きさが左右で全然違っていました。素人目に見てもかなりやばそうでした。左側の肺が縮んでいるのは胸水が溜まっているからだと説明を受けました。そして、左側にまん丸のくっきりとした影も写っていました。これは、結核か癌の可能性も疑わなければならないと言われました。そして、2日後に胸部専門病院の予約を取ってくださいました。私は、タバコも吸ってないのに癌なわけないし~~ と思いながら帰宅しました。