夫の話へ戻ります
ASD<受動型とは>「一見、おとなしく気づかれにくい」というのが特徴です。
受動型は、受け身の状態を背景にある種「自分が不明確」になり、流されやすいタイプです。
一見、奇妙さは少なくて目立ちにくく、トラブルも少ないです。
一方、相手に利用されたり、支配・搾取される危険も強いため、注意が必要です。
と上記のように医療機関の説明を見つけましたが、当たっています
夫はASDの受動型と呼ばれるタイプらしく、大人しくて(笑ってしまいますが、自分では一匹オオカミと思っているようです。仲間になりたくてもなれないのでそう思いこむことで自分を守っているのでしょう)身内以外には(私は身内としては見てもらえていないようです)誰に対しても丁寧で敬語を話ます
(しかし、長年付き合う中で分かったことですがこれはモラルがあるからではなく、単に自分より強そうだと感じる人にはそういう態度をとるだけということです。
ですので、滅多にいないのですが何年かに一度、見た目にもおどおどして自信なさそうな店員さんが接客をしたときには、えらそうな態度で接していました。私はすごく驚きました(笑)
彼にとって世のなかのほとんどは恐怖らしく真の姿はほぼ現れることはないのですが、これも障害ゆえに傷ついてきた経験からかなのかなと思っています。)
また声は小さく、以前高速道路を私が運転していたときに助手席でボソッと何かささやいたので「何か言いました?」とたずねたところボソボソッと何か言い、聞きそびれたので再度促したところ「危ないよ」と言ったのが分かりました。
もう危ない箇所通り過ぎていたのですが・・・
危ないときには「危ない」と声を大きくして注意を促すものと認識していましたので、これも印象に強く残っています。
夫が運転しているときに、他の車にクラクションを鳴らす場面というものが少なからずあるものですが、大抵ハンドルの上で鳴らした振りをして終了します。。。
大きな音が出ますので、ものすごく躊躇しているようです。
なので、夫のクラクションは一度も聞いたことがありません(笑)
心が弱っていたから、生きていけなかったから、付き合うことになった。
ですので、夫ともめごとが度々あっても、最初から変な人だったし助けてもらったししかたないかとあきらめて今に至る感じです。
しかし、最近は歳をとってきたからか自分の意見を遠慮しなくなったからか(私にたいしてだけですが)もともと会話がズレやすいのにもかかわらず強気でこられたりすると対応するのがとてもつらくなり、真剣に認知症の方への対応を学ぶ場に参加したりするなどあれこれやってはみるのですが、つらいなあと感じています。
次回からは、印象的だった出来事を書いていきます。