「川崎氏病」という膠原病の一種で、主に乳幼児がかかる全身の血管炎症候群のこと。主として、中型の血管が全身で炎症を
起こすことで、発熱、発疹、冠動脈病変など様々な症状を巻き起こす。
病院に着くと、医師の先生が待っていてくれ、即診察室に通されエコー検査、心電図、レントゲン、採血され、
細い腕に点滴針が刺され、病室に案内された。
治療法として、点滴で血液をすべてきれいなものに変える措置が取られた。
息子は、熱のためか点滴のためかぐっすりと眠っているが、点滴のおかげでおしっこの量はいつもの何倍も・・・
おむつを替えても替えても布団がおしっこですぐにびっしょりになってしまい、何度も看護師さんにシーツを替えてもらった。
最初のうちは、ハラハラして心配だったが、二日もすると病状はだいぶ落ち着いてきて、三日目からは少しずつ歩いてトイレ
にも行けるようになり、病院の食事も食べられるようになってきてほっとした。
病院には、毎日父や母や妹たち、そして母の職場の仕事仲間(息子と保育園帰りによくお団子を買いに行っていたため)までが、
お見舞いに来てくださり、とても勇気づけられた。
息子は、母の職場の仕事仲間のおばちゃんたちを覚えていて、お見舞いの絵本「さるかにがっせん」「アンパンマン」をとても
喜んで、目が覚めている間は何度も「アンパンマン」の本を見ていた。
入院生活も五日目にはすっかり良くなってきて、病院内の子供の遊び部屋に行けるようになるまで回復した。遊び部屋では、
子供番組を見たり、積み木をしたり、絵本を見たり、時々ほかの子が遊びに来ると、一緒に遊んだりもした。
その頃にはもう点滴も外れていたが、「川崎病(川崎氏病)」は、発症後十日間は入院して経過を見なくてはならないとのことで
すっかり元気になって、院内を歩き回っても退院することはできなかった。
それでも、息子は退屈することなく絵本や遊び部屋で過ごすことができとってもおりこうさんだった。
五日目からは毎日エコー検査をしていただいた。お腹にクリームを塗るとくすぐったいのかいつもケラケラ笑っていた。
七日目には、心電図検査があった。担当の先生はとても親切で優しく息子も先生の聴診器に付いているダンボちゃんを
気に入っていた。
そして、食欲も元に戻り、熱も平熱になり、発疹もきれいになくなり、元気になって十日目、退院できるかの診察をしてもらい
無事に退院することができやっと胸をなでおろすことができた。
「川崎病」は、ストレスが原因で発症すると聞き、1歳6カ月から託児所に預けられ、慣れない環境の中で息子は小さいながらも一生懸命にその環境に慣れようとしていたのだなということを強く感じ陰でボロボロ泣いた。
でも、この十日間一日中べったり一緒にいてゆっくり遊ぶことや絵本を読んであげることができたし、私も仕事を休んで息子についていてあげることができたのはとても良かったと思う。息子には辛い思いをさせてしまったが、入院生活を通して親子の絆は強まったのではと思う。
自転車の後ろに乗って、冬の寒い日しもやけになりながら、夏の暑い日汗びっしょりになりながら、雨の日はバスで通い息子は小さい体で本当に頑張ってくれてたんだなと今更ながらに我が子の頑張りぶりに感動させられたのと同時に守っていこうと再決心した出来事だった。
次回からは、保育園生活の続きを書きたいと思います。
