デンマークの教育システムは、大きく4つの部門に分かれていて、0歳から6歳までの幼児教育
7歳から16歳までの初等教育及び中等教育、17歳から20歳までの高等教育、そして、上級専門学校
0歳から3歳までは保育園や保育ママ、3歳から6歳までは幼稚園や森の幼稚園
この森の幼稚園にびっくりしました。子供たちは、朝早くから森の中にある幼稚園に登園し、一日を森の中で過ごします。
その森は、柵もなく、屋根もなく、雨の日も風の日も子供たちは森の中で過ごします。
自然と共生することで育まれる心と体
1、丈夫な体とマインド
〇体力・免疫力・筋力につながる
〇自分の体の限界を自分で知る
〇雨風台風の日でも楽しむ方法を考える
2、動植物や命を大切にする
〇身近な存在を大事にする
〇自然を大事にする気持ち
幼い頃から、自然と慣れ親しむことで生きていく上で、大切なことが自然と身についていくのだなと感じました。
きっと、自然の中で過ごすことは、人に教えてもらうことよりも多くの物事を自分で学び吸収していくのだと思いました。
自由な時間と環境から育まれる自主性の種
1、自分は何がしたいのかを常に考える
〇ほとんどルールがない
〇想像力・創造力の宝庫
〇自分で実現する力
2、絶妙な距離感
〇先生は必要以上に干渉しない
〇納得するまでできる
〇自分の限界を自分で越えられる
驚いたことに、子供たちがけんかしていたり一人でポツンといたりしても先生たちは特に声をかけることなく
様子を見ているそうです。子供が一人でポツンといるときは、妄想の世界に行ってるからその時間を大切にしてあげようという
計らいからだそうです。先生が「あれしなさいこれしなさい、あれしてはだめ」と細かく言うこともないそうです。
その代わり、子供たちはどこにいたとしても先生の呼び声(インディアンみたいに口に手を当ててアワワワワ)が聞こえるとすぐに
集まって先生の言うことを聞くそうです。
少子化になり、ついつい手をかけ、声をかけてしまいうがちですが、子供の自主性を伸ばすためには、子供の行動をじっと見守り
やりたいようにやらせてみるということの大切さを教えていただいた気がします。
次回は、小中学校(義務教育期間)についてお話しさせていただきたいと思います。