さて前回は1話と2話について語ったので今回は作品全体をどうしての振り返りです。
そこでキラメイジャーの素晴らしいポイントを3つに纏めて紹介します。思いが溢れてまくってるのでかなり長いよ!
1、個性豊かで魅力的なキャラクター
前回でも触れた5人以外のキャラクターも魅力的で凄くキラキラ輝いてる所です。
まず魔進達。
めちゃめちゃ熱くてだけど相棒の事を凄く褒めてくれるファイア
おじいちゃんみたいに為朝の事を可愛がるショベロー
お嬢様ガチ勢というかかなり危ないマッハ
可愛くて独特な雰囲気でエモいヘリコ
子供っぽいと見せかけて実は1番まとも(オイなジェッタ
その他にもザビューンやハコブーなどの沢山魔進が活躍してくれた。
次にクリスタリア組、人助けが1番のキラメキだったりネタがやけに古かったり昭和の昔ながらのヒーローという感じがするキラメイシルバー、クリスタリア宝路
健気で他人思いで優しいマブシーナ
そんなマブシーナ思いの母親マバユイネ
おおらかで器が大きくて常にポジティブで充瑠と同じひらめキーングを持つオラディン王
そして最後に忘れちゃいけない宝路の弟で頼れるサポート役でキラメイジャーのもう一人の戦士ピコ太郎博多南無鈴。
キラメイジャーだけじゃ無い。
ヨドン軍も魅力的
ヨドン皇帝から産まれたプロフェッショナルな影のスナイパーのシャドン
同じくヨドン皇帝から産まれたが故にキラメキを理解出来ず笑う所か確認したりアイス舐めたりしたけど分からず…、だけど最期にヨドン皇帝の為に消える事で初めて輝いたヨドンナ
元々クリエイターとして創作活動を楽しんでいたけどヨドン皇帝の下で作る事へ息苦しさを感じて、そんな時に同じクリエイター仲間の充瑠と出会い創作活動の楽しさを思い出してクリエイターの道を歩みだしたクランチュラ
本当は充瑠と同じように創作が大好きでキラキラ輝いていたはずなのにヨドン皇帝に利用され闇に落ち、それでも最期にはキラメキを取り戻して充瑠に思い託して消えたガルザ
そして終盤からの登場にも関わらず悪役としての極悪非道さと皇帝としての貫禄、圧倒的な強さでキラメイジャーを苦しめたヨドン皇帝
そしてクランチュラが創り上げた個性豊かな邪面師
その全ての存在がどれもキャラクターとして活きていた事。それが本当に素晴らしい。不必要なキャラが誰一人としていないんですよね。
2、「輝き」というテーマ、新しくて素敵な価値観
前のブログで書いた以外にもキラメイジャーは沢山の新しい価値観を、キラキラを、見せてくれた。
「相棒」という回では相手を褒めてあげる事、認めてあげる事の大切さ、
「アローな武器にしてくれ」では限界は超えるのではなく寧ろ超えないためにあるという事、
「おもちゃ」では我慢せず自分の素直な気持ちを相手に伝えたほうが良いという事
「痛む人」のラストシーンでは別に本人が変わりたくないなら無理に変わらなくていいという事を伝えてくれた。
それに共通するのは「個人の輝きを大切にしている」という事。
輝きやキラメキを大切にするからこそひとりひとりを認めてくれて充瑠のような「変わりたい」と願う人には「変われるよ」と背中を押してくれる。
自分に自信が無いけど本当は認められたいと思う人の事は「君は凄い!」と心の底から褒めてくれる。
頑張り過ぎたり、疲れたりしてる人には「無理しなくていいよ」って寄り添ってくれるし、
自分に正直になれない人には「素直に気持ちを伝えて良いんだよ」ってしてくれるし、
少しズルい人の事だって「ズルパワフルで素敵!」って言ってくれる。
否定せず常に寄り添ってくれる、だから他のどんなヒーローよりも身近に感じれて、観ていてこっちまで元気になる。
テーマ性はロボにも現れている。
今回の合体ロボットは4機あるのだが例年と違い1号ロボのキラメイジンと2号ロボのギガントドリラーは合体しないし、キングエクスプレスとグレイトフルフェニックスも合体しない。
それぞれが個別のロボットとして活躍するのだ。
これはキラメイジャーの「それぞれがそれぞれの場所で輝けば良い」という事を体現しているように見える。
まさにキラメイジャーの全てがその素晴らしいテーマ性を見せてくれているのだ
3、曲も素敵
キラメイジャーは曲もキラキラ
特にOPの歌詞が本当に素晴らしい。
1番の「実はもっと周りの目は気にせずに叫び出したい走り出したい そう感じたらならキラメイGO!」
キラメキたいと思ったならいつでもキラメイて良いと背中を押してくれる。
「未来が始まる風を掴んで上昇 キラリキラメンタル 好きな事を信じる力」
好きな事を信じる気持ちをキラメンタルと表し、それをする事を未来が始まる風と表現する。
エモい…素敵過ぎる…
「キラキラ輝く為に僕らは巡り合ったと思うから」
ひとりひとりが輝く事が1番大事。そして仲間はお互いを輝かせてくれる存在…
そんな素晴らしい仲間の捉え方ある?
OPでは使われなかったけど2番も素晴らしいのです。
「つまづいた後の青空をずっと見ていた 憧れた理想は遠くて」
1番では好きな事を信じて歩き出す所まで描いていましたが2番はその先、誰もが経験する挫折を描きます。
そしてこの歌詞
「落ちた涙 それは小さな希望さ 抱きしめては強くなるとそう誓う気持ちキラメイストーン」
躓いて流した涙を希望として、抱きしめては強くなると言ってくれる。それこそがキラメイストーンだと…
本当にどこまでも背中を押してくれるなキラメイジャー!
「未来へ僕らの光届ける全力キラリキラメンタル 本気だから前しか見えない」
「キラキラ輝く為に僕らは進化してくはずだから」
1番では“思う"とか“○○したい”とかふんわりした表現だったのがここにきてはっきりと「未来へ光を届ける!進化してくはず!」と断言して強く背中を押してくれる。素晴らしい…
もうこれだけで素敵なのにまだあるんですよ!
「世界中の夢中を集めたクリスタル 光で闇埋め尽くすよ そう信じるならキラメイGO!」
そういったひとりひとりのキラメキが、好きな事に夢中になる気持ちが、やがて光となって闇を埋め尽くす…なにその素敵な発想…
本当にどこまでもキラキラさせてくれるOP…
そしてED、ダンスが凄く良い。本当に観ていてキラキラが溢れてくる感じ…ノリノリで思わずこっちまでリズムを刻んだり踊りたくなるような…
歌詞も素敵で
楽しい時でもピンチでも輝ける。
頑張る時でもヘコんでも君となら奇跡を起こせる。
やる気がドカーンと湧いてどんな事も乗り越えられる。
その力を信じているからいつだって奇跡を起こせるとそう歌ってくれてるんですよ。素敵…
そしてキャラソンもひとりひとりそれぞれ違った輝きをしっかり表現し、キラキラ輝く為に必要な勇気を奏でてくれます。
どの曲も本当にキラメイジャーのキラキラを表現していて素晴らしいんですよね…
お話もキャラクターも曲もロボットも何もかもがキラキラ輝いていて、みんなを否定せず肯定して凄いって褒めてくれて元気をくれる。
キャラクターだけじゃなく観ている視聴者まで輝かせてくれる。
こんな辛い状況の中でも、いやだからこそ世界中にキラキラを届けてくれたキラメイジャーには本当に感謝しかないし、ありがとうって思うのです。
これもキャスト、監督、プロデューサー、脚本家、スーツアクター、カメラマン、デザイナーなどなど沢山の制作陣のおかげ…本当にありがとうございました。
本当に素晴らしい作品で一年があっという間すぎて正直まだ終わってほしくないし、まだまだ観たいです。ゼンカイジャーと同時進行で両方放送して欲しい(無茶振り)
こんな作品に出会えて本当に良かったと心から思います。
ありがとうキラメイジャー!
今度はキラメイジャーVSリュウソウジャーで会おうね!楽しみにしてるよ!
そしてゼンカイジャー!
アニバーサリー作品って事でこれはこれでめちゃくちゃ楽しみ!
レジェンド達にまた会えるのもそうだしゼンカイジャー達がどんなヒーローになるのかもワクワク!
これから一年間よろしく!