loverokkasho 久しぶりの書き込みです。

短期間だけどイラクのお隣、ヨルダンに行ってました。イラクのがんや白血病の子供たちの医療支援に関する会議があってそれを取材してきました。といっても何になるのかまだわからないのですが。ただイラクの子供たちが主役の作品を作りたいな、と思っています。


イラクから出てきたお医者さんにインタビューをして、今のイラクの悲惨な状況を聞きました。
住んでいる町にはパン屋さんが5軒あったのにその店主が次々と殺されてしまったのだそうです。それも、誰が殺したのかわからない、ただ市民生活を麻痺させるためにこんなことが繰り広げられている。ということなのです。これはでもほんの一端です。


さて、私は最近、自分が暮らす地域というもののことをすごく考えるようになりました。目下、高レベル核廃棄物の最終処分地の選定が進んでいます。あちこちで財政難に陥った市町村が名乗りを挙げています。

私は富山県氷見市の出身です。よく、出身地を聞かれます。氷見です、と答えるとき開発から取り残された、でも海がきれいで魚がおいしいふるさとを思い浮かべます。山を一つ越えたら石川県で、能登半島の対岸には志賀原発があります。直線距離にするとそんなに遠くないんですよね。何か事故が起きればすぐ影響がやってくるでしょう。


地域経済が破綻してしまった。これが日本の病です。

上映会でこの3年ほど、日本中を回りました。どこも商店街がシャッターを下ろしています。その逼迫した経済の立て直しに助成金が沢山やってくる高レベル廃棄物を受け入れようというのです。


なぜ、そんなにも地域の経済が落ち込んでしまったのか、その根本を考えなくてはなりません。高レベルを受け入れたら地域は豊かになるのか、住民は幸せになるのか、、、私たちの選択は六ヶ所から地方へと既に飛び火してきました。どうかこのブログを読んで見て下さい。

http://blog.livedoor.jp/shimantogenryuu/


LOVE ROKKSHOの缶バッジを作りました。地域を愛する、それは反対する人も推進する人も同じだと思うからです。私は六ヶ所を取材してそう感じました。だからこそ、話し合いを、議論を開かなくてはなりません。


この映画「六ヶ所村ラプソディー」は劇場公開が10/7から始まりますが、マスコミにほとんど取り上げてもらえないようです。まだ働きかけていますが、わかりません。議論を開く、健全な批判、異論を受け入れる、そんな社会や地域こそ、loveにふさわしいのでは??


kama