最近ネットフリックスでスペイン映画をよく見る。
これがまたよくできてる。
人間の奥深くの心情に踏み込んだ何とも言えないいやらしさを出してググっと引き込まれる。
なぜか同じような境遇の同じような話を立て続けに見てしまった。
“Hogar”
“Motive”
前者は会社を首になり、職探しをするもののプライドが邪魔をしてどうにもうまくいかない中年男性のお話。
資金難から以前の豪邸を引っ越さざるを得なくなったが以前の豪華な暮らしに未練たらたらでその暮らしを手に入れた現在の住人をストーキングしてどん底に陥れて行くという話。
後者は会社を首になった実力もないのに自己評価と承認欲求だけは高い小説家希望の中年のお話。
小説を書くだけの創造力も持ちあわせていないもんだから自らリアルな世界をかき乱して面白いネタを探っていくもののとんでもない結果になってしまうというお話。
双方の主人公の共通点。
・現実と向き合えない中年男性。
・自己評価、承認欲求高め。
・自分大好き!
エンディングは両者反対なのでそうか、そういう事もあるんだというこれまたヨーロッパ映画にありがちな消化不良になりそうな感じではあるんだけど。
このどうしようもない中年を同じ俳優が演じてるんです。そして後者ではスペイン版アカデミー賞で主演男優賞受賞!
見た目はいい感じの中年男性。でもなんだか癖のありそうな表情がうまいんです。
そして私も中年だからすごくわかった。
自己評価と承認欲求。
自己評価…。
これは高い低いどちらでもいいけれど大切な要素。自分を掘り下げ相応の評価をすればよい。
承認欲求…。
煩悩の一つ…。
こんなもんいらんわ、とインドに行き仏教とは何ぞやと考え、禅瞑想もしてみたけれど、やっぱりどこかに残ってるんですね、この感情。
それと向き合うたびになんかいやーな気分になって、しかし、まだ自分にもこういう感情があったのかと素直に受け入れ自己研鑽にいそしむことの繰り返し。
でもこれでいいのかも。
最近は自己評価高くったってちゃんとした根拠があれば、そして周りに迷惑かけなきゃいいんじゃね?と思い、また承認欲求に気づいたらそうか、お前はまだ世の中に認められたいのか、よしよしと思い、だったらもっと頑張ろうかと励ます。
いやなやつ見たら反面教師にしながら沸き上がった感情を素直に受け入れて自分を磨けばいいのかなって思えるようになった。
この映画のおっさんも実は苦しんだんだろうな。
涅槃なんてそんな簡単にたどり着けない。ブッダだって苦しんで苦しんでやっとたどり着いた境地なんだから。私なんて最も凡人なんだからそういう煩悩を簡単に捨てられるわけがない。
立て続けに同じような映画を選んでしまったのも何かの縁と思い、自己考察できました。笑
さぁ、今日は木曜日!
あしたは金曜日だよー!頑張ろう!!

