冷たい雨が降った。
雨の日は嫌い。
何故だか泣きたくなって困る。

結局・・・逢えなかったね。

アナタは、何をしているんだろう。
アタシは考えてる。
ずっとずっと、考えてる。
考えても考えても、アナタのことばかり。
エンドレスのテープみたいに、繰り返し繰り返し。
何度も、何度でも。
好き? 逢いたい。 どうして?
声が聞きたい。 何故? 連絡してよ。

ううん、違うや。
アナタのコトなんかぢゃない。
自分のコトばっかりだ。 考えてるのは。
アナタには、不足のない生活があって、
それ以上に、築き上げたスタイルもあって、
連絡をしないのも、出来ないのも、
それはアナタの意思で、
アタシには、どうすることも出来なくて。
何を、考えてるの?
アナタは、どうしたいの?
何にも、わからない。
何一つ、見えてはこないの。

アナタがアタシに降りかけてくれた、
「コトバ」を繋ぎ合わせて、
アナタの「キモチ」を、「カタチ」にしようと思うけれど、
一つ一つのピースが複雑過ぎて、上手くいかない。
ただ、断片だけがフェードバックして、
アナタが、何を言いたかったのか、
何に躊躇しているのかが、
少しだけわかるような気がするの。

「そんな気分ぢゃないんだ」
そうなんだよね。恐らく、地雷を踏んだのだろう。
「こんなコト、困るよ」
そりゃ飽きれるし、疎ましくもなるさ。
「頭を冷やして、考えなさい」
そんな言葉の意味が、漸く理解できる。
「オレは、変わらないし」
それが、最終通達だったんだろうね。 きっと。
あの日のことは、あんまり思い出せない。

でも、逢いたい。
どうしても、逢いたい。
新しい色々が始まっちゃえば、
また、複雑なコトに心が奪われて、
益々「そんな気分」ぢゃなくなっちゃうかもしれない。
アナタは、いつもの様に
「面倒くさく」なっちゃうかもしれない。
それが怖い。 恐ろしく不安。
確かなモノなんてなくて、
永遠なんて、そんなモノありっこないけど、
信じられる「何ものか」が、欲しいの。

夕暮れ時は大嫌い。
淋しくて堪らない。
アナタからの言葉が飛んでこないかな・・・
なんて密かに期待しながら、
携帯を、握り締めてる。