私は自分が太っているというのは自覚しているし,私を知る人も全員がそれに同意するであろうというのは想像に難くない。
 もし私と会って「太ってないですよぉ」という人がいたら,それは私よりさらに太っている人だと思うのだけれども,それはあくまで自分と比較してであって,絶対的な尺度からすれば太っていないわけがないのであるよな。

 ただ,太っている人というのは意外と自分の「太り」を過小評価していたりする。「まぁ太ってはいるけど,まだ大丈夫だよな」とか思っていたりするのであるよな。

 それはおそらくあんまり自分の姿というのを見ないからではあるまいか。鏡で見るのもだいたいは顔くらいであって,全身を見るというのはほとんどない。肉体美を誇る人は,自分を鏡に映してニンマリしたりするのかもしれないけれども。

 さらにテレビに映るデブタレなんかを見て「まぁ,まだあそこまでは…」なんて安心していたりもする。彼らはあれが仕事みたいなものであるから,一般の人間とは違うのだけれども。

 伊集院光氏が出演する番組をたまにテレビで見て「横だけでなく縦にも広いなぁ。サイコロみたいだなぁ」と漠然と思っていたのだけれども,先日の街歩きイベントの時に撮られたスナップに写りこんだ「横向きの自分」を見て「うわ。同じじゃん」と思ってしまった。

「他の人からはこういう風に見えているのか。そうか」とあらためて気づかされたのだけれども,確かに横向きの姿というのはあんまり見ないのであるよなぁ。集合写真なんかではだいたい正面向いてるし。自然体とは言えない姿勢だし。

 まぁ,目玉が自分の身体についている以上,本当に客観的に自分の姿を見るということはできないのであるよな。写真とか映像の中の自分というのは平面だし。3D映像というのも,まだ実物を見る感じではないのだろうし。
 そういうことを言い出すと,先の伊集院光氏も実物は見たことないのだけど。実際に会ったら,もっとデカく感じるのだろうなという気はする。

 ということで最近少々危機感を覚えているのだけれども,それですぐにホンキで何か実行に移せるくらいの人間であれば,最初から太りはしないのだよな。
 7月の名古屋出張は大相撲名古屋場所の期間に入るようだから,たくさんのデブを見て逃避しようか。でもあの人たちただデブなわけじゃなくて,デブ皮の下は筋肉らしいのだよなぁ…。


 ということとは毎度関係なく,6月16日更新は「マジか物件」。
 腹が立つっていう言い方は誰が始めたんだろうなぁ。
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