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 毎度おなじみの褪色カンバンであります。大切な部分を赤で書いたために,強調すべきところが逆に消えてしまったカンバンでありますね。

 上の物件では「けん あんぜん」ということで,もともとは何と書いてあったのかちょっと考えてしまうところなんでした。

 しかし,このサイトに来られるような方であれば,もう長年の経験で
「うむ。上の方はまず『危けん』であろうな。しかし『危けんあんぜん』では意味が通らんので,その下に『確認』あたりが入るのであろう。真ん中に空白があるが,ここには『!!』なんかが入るであろうか?」
などと瞬時に思い浮かぶところなんではあるまいかと思われるんでした。

 実物に近づいてよく見てみると,どうやら「危けん左右あんぜん確認」と書かれているようなんでした。このうちの「危」「左右」「確認」が消えてしまったようであります。
 してみると,消えたのは漢字ばかりでありますね。カンバンの褪色というのは赤い字が消えるものだと思っていましたけれども,実は漢字が消えていくものなんでありましょうか。そんなこたないか。

 こういったカンバンは町のいたるところに同じ時期に掲げられるものであって,日当たりの加減などもあるでしょうけれども基本的に同じように褪色していくわけであります。
 このあたりを歩いたときも,いたるところでこの「けん あんぜん」というカンバンを目にすることになって,なんだか洗脳されそうだったんでした。

 ひょっとするとこれは新潟県の策略で「新潟県は安全な県なので,安心してここに住みましょう!」という意識操作をおこなっていたりするんでありましょうか。でも「にいがた」とは書いてないからそのメッセージは伝わらないような気もしますが。
 してみると新潟だけでなく「県」は安全である,すなわち「東京都・大阪府・京都府・北海道」は安全ではありませんよと言っているのかもしれないでありますね。しれなくないか。

 あるいは,全国のケンさんにとってここは安全な土地だったりするんでありましょうか。
 しむらさんとかナオコさんとか高倉さんとか北斗さんとか雷門さんとかケーキ屋さんとかお寿司屋さんとか洗濯屋さんとか。
 ここは,そんなみなさんが集まって楽しく暮らしている場所なのかもしれないでありますね。しれなくないか。

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 こちらは,最近マンションなんかが多く建つようになったあたりにある,小さな公園であります。
 マンションやら新しい住宅地を作る際にはこういった公園を作ることが義務付けられていたりするんでありましょうか。そんな中には,いかにも「はいはい。公園作っておきましたよー。これでいいですかー」というような感じのする公園も多いような気がするわけでした。
 まぁ,そういうおざなりな公園というのは,我々ヘンなモノ好きにとっては逆にオモシロかったりもするわけですが。

 ということで,こちらの公園の設備であります。

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 いたってシンプルでありますね。踏み石が一列あるだけ。奥の方に簡単なイスもあったかもしれませんが。
 この公園で出来ることといえば,一方の入口から入って踏み石の上を歩いて,もう一方の出口から出るだけであります。

 踏み石が無ければ,ぶらぶらと歩いて草の上で座ってゆっくりできたりもするかもしれませんけれども,踏み石があることによって,きっちりその上を歩かなければならない,立ち止まってはいけない,というような気持ちになりそうな感じがするんでした。

 もしこの踏み石が「ケンケンパ」の形になっていたら,やはり公園に入ったらケンケンパをしてしまいそうでありますね。
 この公園の場合は「パ」の部分がないので,「ケンケン公園」と名づけたいと思ったわけでした。いや正式な名称はもちろんあって,カンバンに表示もされているわけですけれども。

「けん あんぜん」は加茂市・高須町1あたり。
「ケンケン公園」は新潟市中央区・幸西2あたり。