細い道を歩いていてふと電柱に目をやると,電柱の真ん中が異空間へ消え去って見えなくなっていたんでした。
いや電柱が消えたとは思いませんでしたけれども,そこに鏡があるのだなとは思いましたけれども,なんだかちょと空間に酔ったようなヘンな気分になってしまったんでした。
左側に駐車場というか車の出入り口があって,そのためのカーブミラーの役割を果たしているのであろうということはすぐにわかるところであります。しかし,非常に違和感を感じてしまうんでありますね。
普通のカーブミラーというのは凸面鏡のようになっていて,映し出される像というのは魚眼レンズを通したようなヘンな形になるわけであります。
それに対してこのミラーは平面であって正常な像を映しているわけで,こちらの方が普段見慣れている鏡のはずでありますね。それなのに,路上でこの平面ミラーを見るとなんだか妙な感覚になってしまうんでした。
自分の姿が映っていればまだいいんでしょうけれども,全然別の方向が映っていると混乱してしまうんでありましょうか。
それに対してこのミラーは平面であって正常な像を映しているわけで,こちらの方が普段見慣れている鏡のはずでありますね。それなのに,路上でこの平面ミラーを見るとなんだか妙な感覚になってしまうんでした。
自分の姿が映っていればまだいいんでしょうけれども,全然別の方向が映っていると混乱してしまうんでありましょうか。
ミステリーには鏡を使ったトリックというのがよく出てきて,「そんなもんにダマされるもんであろうか?」と思ったりするところでありますけれども,実際に思いもかけないところに鏡があったりしたら,確かにダマされてしまいそうであるなぁと改めて思ったりするわけでした。
一般的なカーブミラーが凸面鏡であるというのも,広角的な視野を確保するという理由の他に「あえて像をヘンな形にゆがめることによって鏡であることを主張する」という理由もあったりするのかもしれないでありますね。
あ。カーブミラーっていうのは道がカーブしているところにあるからじゃなくて,鏡の表面がカーブしているという意味だったりするのか?
あ。カーブミラーっていうのは道がカーブしているところにあるからじゃなくて,鏡の表面がカーブしているという意味だったりするのか?
それはともかく。しかし,あれはホントに単なる鏡だったんでありましょうか。
ひょっとすると,あの四角は異世界へのトンネルであって,身体を入れれば向うの世界へ行くことができたりしたんでありましょうか。
狭くて私のカラダでは入らなかったかもしれませんが。
ひょっとすると,あの四角は異世界へのトンネルであって,身体を入れれば向うの世界へ行くことができたりしたんでありましょうか。
狭くて私のカラダでは入らなかったかもしれませんが。
こちらは「架空線注意」ということなんでした。
もちろん「空に架かる線」が「架空線」であるわけで,線業界の人からすれば当然の言葉であろうと思われるわけでした。
しかし,シロートからするとやはりこれは「架空の線」であって「この線はフィクションであり実在の線とは一切関係ございません」というような線なんであろうかと思ってしまうわけでした。
架空という割にはしっかり目には見えているようであるけれども,あれはマボロシなんであろうか,最近流行りの3Dというやつで映し出しているんであろうか,でも3Dメガネかけてないし,もっと最新の技術で裸眼3Dというやつか,それともR2D2がその辺に隠れていて映像を映し出しているんであろうか,などと,色々考えてしまいそうであります。考えないか。
架空の線であれば別段キケンというのもなさそうでありますけれども,どんなことに注意をすればよろしいんでありましょうか。
架空の線にばっかり興味を持っていると実際の線とお付合いができなくなってしまうとか,架空の線と現実の線の区別がつかなくなってタイヘンな事件をおこしてしまうとか,そういうことがあったりするんでありましょうか。
まぁ,普通の人は線とお付合いをすることは無いだろうし,架空の線と現実の線の区別がつかなくても,どうということはないような気もしますけれども。
架空の線にばっかり興味を持っていると実際の線とお付合いができなくなってしまうとか,架空の線と現実の線の区別がつかなくなってタイヘンな事件をおこしてしまうとか,そういうことがあったりするんでありましょうか。
まぁ,普通の人は線とお付合いをすることは無いだろうし,架空の線と現実の線の区別がつかなくても,どうということはないような気もしますけれども。
あるいは,この架空の線を見ることができる人間はこの線をつかむことができ,線をつかむと向うの世界へ引っ張っていかれてしまうのかもしれないでありますね。
つかまなくてよかった。いや,つかもうにも届きそうにないですけれども。
つかまなくてよかった。いや,つかもうにも届きそうにないですけれども。
こちらは「とうめい保育園」であります。 いやまぁ「東明」なんていう地名は各地にありそうなので,その地名を冠した施設というのは多いであろうと思いますけれども。東京都と名古屋の間にも高速道路をはじめ色んな「とうめい」なものが多くあるような気がするし。
だから割とよくある物件であろうと思いますけれども,ホントに保育園が透明なのかもしれないでありますね。見えないけれども確かにそこにある保育園。
「保育園に必要なのは園児の笑顔と保護者との信頼関係だけである。それさえあれば,建物や遊具など必要ないのだ。建物や遊具は,想像力で補いなさい」
という園長の方針で,園児や先生が空き地で遊んでいるだけなのかもしれない。
そして雨雪が降れば自然の恵みとして感謝し,酷暑の夏には忍耐力を養い,石や草や棒きれで遊び,虫や小鳥と友達になり,季節ごとの風を感じながら生活するということを学ぶ保育園なのかもしれないんでした。
という園長の方針で,園児や先生が空き地で遊んでいるだけなのかもしれない。
そして雨雪が降れば自然の恵みとして感謝し,酷暑の夏には忍耐力を養い,石や草や棒きれで遊び,虫や小鳥と友達になり,季節ごとの風を感じながら生活するということを学ぶ保育園なのかもしれないんでした。
ハタから見るとただの空き地だけれども,中にいる子どもや保母さんにはしっかりと建物や遊具が見えている。
なんだか,ちょっといい保育園のような気がしてくるでありますね。してこないか。
なんだか,ちょっといい保育園のような気がしてくるでありますね。してこないか。
※上の文章における「とうめい保育園」は架空のものであり,実際の「とうめい保育園」とは異なります。実際の「とうめい保育園」は空き地ではなく立派な設備であると思われます。たぶん。
「平面ミラー」は新潟市秋葉区・日宝町あたり。
「架空線」は新潟市西区・流通センター2あたり。
「とうめい」は新潟市東区・東明3あたり。
「架空線」は新潟市西区・流通センター2あたり。
「とうめい」は新潟市東区・東明3あたり。