さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。
今回は,特におかしなことはない物件ばかりであります。おかしいのはたぶん観察者のほうなんでした。
いやいつもの物件もそうなのかもしれないですけれども。
いやいつもの物件もそうなのかもしれないですけれども。
「手技療法総合整体学院」ということで,まったくヘンではないわけであります。ただ「手技療法」という言葉はあまり世間一般の素人衆は使わないので,別の言葉と取り違えてしまいがちだと思われるでありますね。
つまりは「てぬき療法」と読んでしまう人が多数なんではないかと思われるわけでした。
この文章をここまで読んで初めて「あっ。『手抜』じゃなくて『手技』って書いてあったのか」と思われた人もいるんではありますまいか。いないか。
この文章をここまで読んで初めて「あっ。『手抜』じゃなくて『手技』って書いてあったのか」と思われた人もいるんではありますまいか。いないか。
仮に「手抜療法」を教える学院であったとしたら,逆にちょっとスゴイ感じもするでありますね。
「治療で手抜きしたって,患者にゃわかりゃしねぇんだよ。もっと楽して儲けようぜぇ」という開き直りか。
あるいは「一生懸命歯を食いしばってやっても身体はよくならないんだ。リラックスしてちょっとサボるくらいの方が効果があがるんだよ」という,いい意味の手抜きを教えたりするんでありましょうか。
「治療で手抜きしたって,患者にゃわかりゃしねぇんだよ。もっと楽して儲けようぜぇ」という開き直りか。
あるいは「一生懸命歯を食いしばってやっても身体はよくならないんだ。リラックスしてちょっとサボるくらいの方が効果があがるんだよ」という,いい意味の手抜きを教えたりするんでありましょうか。
しかし「手で支える」と「ワザ」になるのだなぁ。それに対して「手を友にする」と「ヌく」ことになるのか。中学高校のモテない男子みたいであるなぁ。何を言っているのか。
新潟市東区。
こちらの耳鼻科さんのカンバンでも,おかしなことは全く書いていないんでした。普通に診療科目と名前が書いてあるだけであります。
ただ「神経耳(めまい)科」というのがあんまり馴染みがないので,ちょっと「?」と感じてしまったりするんでした。
もちろん医療関係の知識を持っている人には常識的な単語なんでしょうけれども,一般的には耳慣れないようであります。
もちろん医療関係の知識を持っている人には常識的な単語なんでしょうけれども,一般的には耳慣れないようであります。
だいたいがこれは「シンケイジ」「シンケイミミ」と読むのか,あるいは「強敵」と書いて「とも」と読むように,「神経耳」と書いて「めまい」と読むのか? というところからわからないんでした。
おそらく「シンケイジ」ではないかとは思いますけれども。
ただ,それをそのままカンバンに「神経耳科」と書いても,客というか患者には何をやるところなのかわからなそうなので「神経耳(めまい)科」としたんではないかと思われるんでした。
ただ,それをそのままカンバンに「神経耳科」と書いても,客というか患者には何をやるところなのかわからなそうなので「神経耳(めまい)科」としたんではないかと思われるんでした。
あるいは耳の悪い人に電話で「シンケイジ科です」と言っても,警察の新人刑事(マカロニとかジーパンとか)の部署「新刑事課」に電話したと思われてしまうからだったりするんでありましょうか。思われないか。
新潟市江南区。
最近はもう喫煙に関して相当厳しくなっていて,喫煙者の肩身も狭そうであります。私は吸いませんけれども。
それに伴ってということでもないでしょうけれども,街頭のたばこ販売所というのもほとんど見られないようなんでした。形は残っていても実際の営業はしておらず,自販機が置いてあるケースがほとんどであります。
「タバコ屋のうるさいババァ」とか「店番しているカワイコちゃん」なんていうのは昭和の定番風景というか記号だったような気がしますけれども,もう見られなくなって久しいんでした。いや私自身,そういうところでタバコを買うとかいうことはなかったわけで,単に幻想になっているわけですけれども。
ということで,物件。自販機のうしろに隠れている,タバコ販売ブースであります。自販機との間に人が通れるスペースをとってあるあたり,まだここで販売することがあるんでありましょうか。
なんだかちょっと「自販機で売ってないタバコ」を売ってくれるんではないかという想像をしてしまいそうであります。
前にある自販機のボタンを特定の順番で押すと後ろのシャッターがガラガラガラと開いて,白髪のダンゴ頭にカンザシをさして和服にカッポウギを着た「昔のバァさん」がムスッとした顔で「よくわかったね」とか言いながら「幻のタバコ」を出してくれたりするんでありましょうか。しないか。
前にある自販機のボタンを特定の順番で押すと後ろのシャッターがガラガラガラと開いて,白髪のダンゴ頭にカンザシをさして和服にカッポウギを着た「昔のバァさん」がムスッとした顔で「よくわかったね」とか言いながら「幻のタバコ」を出してくれたりするんでありましょうか。しないか。
新潟市中央区。
こちらは単にバス停であって,新潟市近郊の人であれば「酒屋」という地名があるというのはたいがい知っていることなんでした。
しかしそういう知識なしにこのバス停あるいは「酒屋行きのバス」を見た場合,のんべの人はついバスに乗りたくなってしまうんではあるまいかと思ってしまうんでした。
その時ののんべさんの顔は「ああ。このバスはどんな酒屋さんに連れて行ってくれるんだろう。色んなお酒があるんだろうな。しかも安いのかもしれないな。キレイなおねえさんいるかな。楽しみだなぁ。ああ」という期待で,キラキラ輝いているのかもしれないんでした。
その時ののんべさんの顔は「ああ。このバスはどんな酒屋さんに連れて行ってくれるんだろう。色んなお酒があるんだろうな。しかも安いのかもしれないな。キレイなおねえさんいるかな。楽しみだなぁ。ああ」という期待で,キラキラ輝いているのかもしれないんでした。
さらには「農協前」ということで,農協の皆さんがここから「おー。それじゃこれからみんなで酒屋へ繰り出すべぇ」「おー。んだんだ」(※新潟弁ではあんまり「べぇ」とか「んだ」とは言いませんが)と大挙して乗り込んでくるような感じがするでありますね。
そしてさらには「カトリック幼稚園入口」でもあるということで,合唱隊のような白い服を着て上品そうな幼稚園児のみなさんが「もーろびとー♪こぞーりーてー♪のみーまーしょうー♪」「酒は来ませりー♪」とか賛美歌風に歌いながらバスに乗り込んでいきそうであります。乗り込まんか。
新潟市江南区。