母の旅立ち

入院中の母が、今週17日に天国へ旅立ちました。

一昨年前、自宅で倒れているのを発見され入院。

それから自宅に帰ることはありませんでした。

運ばれた済生会病院では、病床が空いてないからと救急エリアで何日も過ごし、

鎮静剤をかなり投与されていたと、後に転院した病院で聞かされました。

直前まで、普通に会話もしていたのに。

どうして？の疑問ばかりが残り

とても辛かったと思います。

安定剤や睡眠導入剤は、認知症発症のリスクが高まるとも言われてるのに。

突然の要介護になってしまい、

母と暮らし、家の事や母のお世話をしていた私の弟に負担はかけたくないのもあり

高齢者施設に入所させて頂きました。

それからは、呼吸の異常や血中酸素の低下、心拍の低下などの度に

施設から救急車🚑で入院⇄退院して施設‥

を繰り返しました。

コロナ禍で、東京から福岡に面会に帰るも面会禁止が続きました。

オンライン面会は出来たものの、

会話は続かず。

昨年、やっと面会できた時は、

私のことは忘れているようでした。

脳のレントゲンを見せて頂くと

🧠だいぶ萎縮していました。

いつも脳ドックを受けて健康だった母。

衰退の速さに驚きました。

昔から、不調な事があると

アロマは何がいいー？

と電話してくる

アロマテラピーをこよなく愛する母への

最後の力を信じて

施設でのアロマテラピーの使用の許可を頂き、

次の面会帰省では

認知症に効果のあるアロマをブレンドしスプレーにして

母に直接香ってもらう事ができました。

殆ど寝た状態の母がリクライニングの車椅子で面会場所へ。

話す事はもちろん、声も出す事も出来ず、薄目を開けて

また眠る。

そんな母へ、ブレンドしたアロマを染み込ませたストーンを

鼻に近付けると、

浅かった呼吸から

大きく深呼吸を始めました。

精一杯、自分の体に取り込もうとするのには

驚きました。

3回深呼吸すると、疲れたのか寝てしまい、そしてすぐ

起きてはアロマを鼻に近づける‥

を繰り返すと、

表情筋が動いてきました。

そしてしばらくすると

目を開き、

帰るー‼️

と言い放ちました。

私は、もう母には会えなくなるような気がして、

帰ろー！

と声かけました。

アロマの力

すごい！

面会時間が過ぎ、

施設の方が

アロマの芳香の仕方を聞いてくださり、

担当者間で共有して、

母のお部屋で朝晩に芳香して頂くとまで

言って下さいました。

高齢者施設では、アロマの力は認知されてるようです。

それから3週間。

また病院に救急入院し、心臓にペースメーカーを入れ、

数日後に

眠るように息を引き取ったそうです。

実は、これからの残りの人生

もっと頻繁に母に会いに行こうと、

勤務先保育園も今月いっぱいで退職を

決めていました。

何十年も親元を離れた一人娘は

残りの月日を母と過ごしたいと思った矢先です。

子供達に、寝てる姿を見せた事がないくらい、

家事や子育ても完璧だった母。

常日頃、人のために、人の役に立つ、挨拶、作法、自分の子供への接し方

いろいろ学びました。

私のやりたい事に反対せず、

成功体験に喜んでくれ

悲しい時は寄り添ってくれました。

アルバイトで帰りが遅い時は、よく天神まで歩いて迎えにきてくれました。

身を守る事には、とても意識させられました。

まだまだ教えて欲しい事はたくさんありますが、

私自身も人生折り返しを過ぎ、

自分も悔いのない人生で終われるように

頑張らねば

じわじわ悲しみが蘇り、まだまだ泣きそうですが、

キャンセルしなかった

訪問保育が心の穴を埋めてくれてます。

ベビーシッターも、アロマのお仕事も

本当にやってて良かった

アロマテラピー認定教室の準備も

講習のリハーサルも始めました。

見ててね

お母さん