廬山寺参拝後、私がまだ参拝していない神社を巡ることにした。

上御霊神社だ。

不思議とこの界隈の神社仏閣には、足を運んだことがない

この神社の他に、相国寺や妙顕寺らのビックな寺院があるのに不思議な感じだが

その理由の１つは、やはりアクセス性だと思う。

個人の散策でも、バス移動をしない私にはちょっと遠い

思えば、家族旅行も下賀茂神社参拝後に、この界隈を散策しようと予定していたが

急遽石清水八幡宮に行ってしまった過去がある。どうもそれ以来なんどかこの界隈を通るが参拝まで至らないのはよっぽど縁がないのかとも思う。

そんな縁がない、上御霊神社だが

やはりその成り立ちが、ただならぬものだからかもしれない。

怨霊の代表格の早良親王を祀っているところにその原因があるのか？？

その他怨霊系例えば３筆の橘逸勢らを合わせ６柱が、御祭神になっているそうだ。

怨霊と言えば、菅原道真が有名だが

彼を祀る天神様は、どの神社に行っても不思議と怨霊なんぞを感じる雰囲気ではなく

学業の神様として、大変な信仰を集め参拝者も凄い。

しかし、ここは、境内に一歩踏み入れるだけで、なんとも言えぬ雰囲気を感じる。

これは、御所を挟んで南にある下御霊神社にも言えるが、なんとも言えぬ重々しい雰囲気は

はやり怨霊があるが故のものなのか、分からないが、独特なものだ。

私の興味は実はもう１あった。

それはここが、応仁の乱の発端の地であることが興味深い

いまの京都は１０００年の歴史なんて言っているものの、当時を忍ぶ建物は殆どない

それが、この室町期の応仁の乱で焦土化された為による。そんな京都の黒歴史を冷静に感じるためにも

ここは重要な地と言える。