1月は手術があったため、遠方散策はできなかったが、2月中旬に差し掛かったやっとのスタートとなった。

最近良く散策している備中が第一弾のターゲットだ。

今回は前入り、金曜日午前中の仕事なので余裕のある工程を組める。

前日は、三原に泊まったが、翌日は土曜の備中散策を考慮し倉敷に宿を取った。

全てが順調、金曜の午前中も予定通り終了し、広島から備中に向かった。

まずは、日蓮宗寺院を4社巡り、最後に備中国分寺でも参拝し、倉敷入りする流れだった。

まずは、井原線三谷駅近くの妙泉寺さんから攻めた。

備中の豊かな農村の高台に鎮座する寺だが、

ここは清和源氏足利氏支流の花房家の菩提寺で、地元では大変由緒のある寺なのだろうが

正直この界隈の歴史は勉強不足で、花房と言われてもあまり感じるものがなく、本殿は立派だと感動した。

この手の観光寺院ではない寺では、平日の昼など御住職不在で、御首題をお願いしても断られるケースが多い。

しかし、ここはとても丁寧に対応頂いた。

御朱印を待つあいだ、見下ろす風景を見ながら、長閑なものだと心が安らいだが、

この風景を数時間も眺める羽目になるとは思っても見なかった。