どうしても嵐電に乗りたい・・・と車窓から見る眺めを楽しみながら移動を楽しみにしていたようだが

生憎の雨に加え、1車両のみの運行・・・四条大宮から座れたものの、途中から大変な人となった。

湿気で窓は曇り、眺めるどころの話ではなかったので、

嵐山までの移動に徹することになった。

 

嵐山を降りても、ここは原宿か・・・と思わせる

どこにでもあるような店と外国人観光客が溢れ、静かな嵐山の雰囲気が全くない。

 

この人の波は天龍寺前から野宮神社まで続いた。

悪いことに傘を持ちながらの移動、本来風情のある状況だが

急に立ち止まる外国人らの行動を避け、どうにか竹林までやってきた。

数年前は、野宮神社を過ぎると、ぐっと歩く人も減り

気持ちの良い空気を感じながら竹林を歩くことができたが、もう無理のようだ。

 

我が家は、静かな雰囲気を味わたく嵯峨野に来たが、スタートは、残念だった。

 

しかし、さすがに小倉池ぐらいまでくると、一変して静かになった。

雨も弱くなり傘をさすのも微妙な状況になったが、この天候がうっすら霧がかった雰囲気になりいい感じだった。

思えば、前回家族でここを訪れた時も雨だった・・・・我が家は余程雨に好かれているのかもしれない。

 

まずは常寂光寺に行こう

私は運が良く、各季節にここを参拝している。

桜も、新緑も紅葉も美しいが、このタイミングは観光客も多く、風情を感じながら歩くことが難しい。

そうなると、今の時期

通は「京都は冬」というが、まさにそれだな・・・・と感じる静かさがとてもうれしい。

外国人も入口までは来るものの

入場料を聞いて引き返す人が多い。

インスタに上げる写真をとるだけで入場するには、考えてしまうのだろうね。

 

ちょっと前までは、美しい紅葉に覆われていただろうが

さすが年末ともなれば完全に散ってしまっている。

しかし本来 木が持つ造形が、それはそれでとても美しい。

入口で御首題をいただくが、書置きのみだった。

大判の御首題帳に書いてもらいたかったので、ここはまた来ないといけない。

ここは高台なので、見晴らしもいい。

天気が良ければもっと遠くまで見渡せただろうが

帰り道

登ってきた階段より、

仁王門を目指し、左側のなだらかな階段ら下ったほうが、雰囲気がある。