日本三景と言えば、宮城の松島、広島の宮島そして京都の天橋立
私の親父が宮城県出身で、親父の幼少期 塩釜神社付近に住んでいた関係から、小さい頃から松島には良く連れて行ってもらっていた。
なので、日本三景の括りは子供ながら理解していたが、
なにせ西側には親戚が全然いないので、他の二景は見る機会がなかった。
数年前広島出張の際、足を伸ばして宮島を散策し2つ目は終了、残り一つがここ天橋立だった。
京都市内から1時間程度で行ける距離ながら、今まで一度も訪れたことがなく、今回の散策はとても楽しみにしていた。
天橋立をどのように楽しむか・・・
多分遠景だろうとネット情報を見ながら予想したが、それだけではなく天橋立をゆっくり歩くことにした。
年末だが、強烈な寒さでは無く、風も弱いでがラッキーだった。
大天橋を渡り松林を歩く
向かって左側の阿蘇海と外海では海岸線の雰囲気が随分異なっている。
外海側は綺麗な砂浜で海水浴場になっているようだ。
寒さが穏やかなので砂浜を歩いても気持ちが良かった。
地図で確認すると細い道を歩いているが、太い松並木なのでその感じがあまりしない。
所々特徴的な松には名前がついていて、それらを確認しながら歩くのも面白かった。
1/4ぐらい歩いたところで、天橋立神社に到着。
単調な道なので、1人で歩くには少々つまらない・・・私だけの散策なら、自転車を使ったところだ。
橋の部分は3kmぐらいあるだろうか、家族で色々と話をしながら歩くと予想以上早く対岸についてしまった。
沢山の観光客が歩いているわけではないが、往復歩きは少々つらい
帰りは遊覧船にして、
復路の遊覧船と傘松ケーブルカー往復のセット観光券を購入し、帰り足を確保した。
丹後國一宮の元伊勢籠神社を参拝後
ケーブルカーにのり、傘松公園まで上がった。
ケーブルカーは15分置きに動いているが、今回の様な比較的閑散期のタイミングでもほぼ満車状態
繁盛期は、数本待つこと覚悟が必要だろう・・・
たかが150m程度の高低差だが、見晴らしは見事なものだ。
登って良かったと実感する。
天気がもっと良ければ景色の印象も違うと思うが、それでも十分綺麗だった。
ここで、私の調査不足
この先に西国三十三箇所の霊場があった。
この御朱印帳を家に忘れてしまったことと、時間的に押していたことなどの理由で
成相寺の参拝は、次回の宿題になってしまった。
そして復路
観光船に乗り、お約束のウミネコへの餌遣り
奴らも状況を十分理解しているので、対岸に着くまで船の周りを飛んでいる。
ウミネコと言えば、糞害に注意だが
私は不覚にも体を乗り出したタイミングで、ブチッとやられてしまった。
八戸の蕪島では糞に当たると運が付くと、語呂合わせで縁起ものになっているが、
体に糞があたるのは正直気持ちがいいものではない。
黒いダウンジャケットにべっとり白い糞が付着してしまった。
しかし、家族は大喜びでこれも良い想いでと考える方がいいかも・・・・
時間短縮を考えると復路でボートの選択もあるが
急ぐ必要がないのなら観光船の方が風情がある。
一連の散策を終え、昼食のタイミングを逸してしまった。
この時間帯で食べないと京都に到着して、腹の具合が微妙なので
智恩寺門前のカフェ・ドウ・パンさんで、軽く食べることにした。
値段は手頃で、ボリュームもあって味も良かった。
昼食タイミングがズレていたので、店内も比較的空いていてゆっくり休むことができた。
初 天橋立だったが、気持ちの良い散策になった。
今度は西国三十三箇所目的でこないといけない・・・