散策には良い陽気のはずが、まだまだ惜しむ夏の暑さが続いている。
ここ数年、旨いタイミングで関西方面の出張をつくり、秋の行楽シーズンに合せ散策を楽しんでいたが、
今年はちょっとタイミングを逸してしまった。なので9月は出張0だった。
特に予定もなかった週末、久しぶりに鎌倉にでも行こうと話が纏まった。
今年から就職した娘だが、土日出勤もあり
夫婦だけで過ごす週末が増えてきた。
鎌倉と言っても、逗子との境界に近い松葉谷と言うエリアなので、比較的観光客のルートからは外れていて静かなところだ。
神社仏閣巡りは、三十三観音を結願して以来、有名処は全てみてしまった感があり、めっきり行かなくなった。
なので、御首題巡りと言うテーマができて、また目を向けることができたのはうれしいことだ。これも縁だ。
私1人の散策だったら、朝一番に行動を開始するところだが、ここは、かみさんに合わせての行動となるので動きも緩やかだ。
時間ギリギリまで、クタクタになるまで歩きまわることはしない、
昼ちょっと前に出発、車で数十分程度なので、ほどなく現地に到着。
まずは、安国論寺から参拝したが、ご住職が法要で時間が取れず御首題は次回となった。
静かな境内を予想していたが、何組もの団体が引切り無しに入ってきて、ここまで散策する人が増えたのだと驚く。
次は、隣の妙法寺。
鎌倉は、周りを山で囲まれ、切通しと呼ばれる掘削した道により入域する土地
この寺はそんな鎌倉の特色を感じることが出来る寺だ。
丁度この時期は、曼珠沙華・・・一般には彼岸花
が綺麗だろうと予想していた通り、満開のタイミングにぶつかった。
今年は我が家の彼岸花も花付きが良かったが、ここも見事だった。
一般的な色は赤だが、白も綺麗だ。
そして、黄色っぽい花が
多分これはリコリスだ。
鍾馗水仙と言われる外来種、まあ彼岸花の仲間だね。
地味な白と比べると、やはりインパクトが違う。
本堂横から山に向かって歩くと
仁王門がある。
ここから法華堂まで雰囲気のある苔階段が見事だ。
鎌倉で苔階段と言えば、杉本寺を思い浮かべるが
妙法寺もなかなかだ。
法華堂まで登ると
そんな高低差がある訳ではないが、空気が変わる。
風がとても爽やかだ。
最後に、御首題を