7月にロケハンと称して蓑毛の大日堂を参拝してきたが、住職不在で御朱印はもらえなかった。

その際、各所に8月16日の閻魔詣のポスターが貼ってあり、この時点で参拝を決めていた。

この休み、9日間のお盆休みだが、遠出の予定はなく毎日ダラダラと過ごしていたが、今日だけは事前に出かける予定を立てていた。

 

かみさんも娘も仕事は休み

なので、家族で参拝することにした。

 

閻魔詣は、年にこの日だけなので、外せないタイミングだ。

仏像等の公開は13時からとあるので、スタート時の混雑を想定し14時ぐらいに到着するタイミングで家を出た。

今日はあいにくの天気で、台風の影響もあり湘南方面は渋滞していないと予想。

海は遊泳禁止で海水浴客は皆無だったが、稲村ヶ崎での河岸工事の影響で1車線規制をしており、ここで渋滞にはまったが

それ以降は、スムースで楽しいドライブになった。

西湘バイパスも通行可能で、二宮で下車、そこからは秦野に向かった。

先月参拝した、六所神社を越え時間調整で、出雲大社相模分祀で参拝し、昼食は麺屋哲さんで

會屋神社を参拝後、蓑毛へ、丁度14時のタイミングだった。

事前情報では、どれだけ混雑するのか良くわからないので、どの時間がベストかもわからない。

実際に14時に到着すると、駐車場はほぼ満車、でもどうにか私の車までは停めることができた。

道路にはボランティアが沢山いて、的確に駐車場位置を指示してくれる。

これは、とても素晴らしく、ここで混乱することはないと思う。

小型のバスも停まっていて、たぶん30台ぐらいで駐車場がいっぱいになるだろう。

仁王門を潜り大日堂前にはテントが出ていて、とても賑やかな雰囲気だった。

7月の静かな境内とは大違い、さすがイベント時は違う。

大日堂には平安期の五智如来と行基作と言われる聖観音が祀られていた。

堂内では、紙芝居をやっているらしく、仏を見れる状態ではなく、一気に閻魔堂まで上がることに

閻魔堂内には、先客が1人で座っていた。地蔵菩薩の前で住職が何かをしている様で、これが御朱印書きだった。

ここで御朱印をもらえるのだが、私が持っていたのは神社もの、閻魔御朱印帳は車に忘れてしまったので、慌てて取りに戻った。

この私のミスが、御朱印をもらうタイミングをずらしてしまった。

我が家の後からきた2人までは良かったが、彼らに書いている時に、さきほど紙芝居を見ていた団体が上がってきてしまった。

どうも、御朱印書きと講話をする住職は一緒の様で、私の御朱印の前に講話を始めることになってしまった。

暑い堂内、十王の前で、イライラせず御朱印を待つことが、私の修行になってしまった。

ここは、中央に閻魔の化身である地蔵菩薩が祀られ

その周りに閻魔を含めた十王が祀られている。

このレベル鎌倉の圓應寺クラス、室町期から江戸期と思われる傑作が、綺麗な状態で保存されている。

ただ、ここの保管場所レベルは決して良くないので、今後もっと改善が必要になると思う。

堂内での写真撮影はダメだが、堂をちょっと出たところではOKとのことで、1枚撮影した面白い管理だ。

しかし、堂内ダメと言っても中でバチバチ撮影する人もいて、こんなところでも決まりを守れない

閻魔の前での愚行、たぶんキツイお咎めが待っているだろう。

講話が終わってしまうと、一気に人の流れは消えてしまい、ゆっくり御朱印を頂くことができたが

また次の団体がくると、また講話となり、御朱印書きと講話の2役をこなすのは大変だ。

御朱印希望の人が少ないので、混乱はない感じだが、それでもこのスタイルは少々無理があると感じた。

御朱印も書置きにするとか、印刷とか色々と方法があるとおもうが、1枚1枚丁寧に書いて頂ける御住職の丁寧な文字に

感動を覚えた。

 

蓑毛地区に住む、みのげ文化の会がこれらの運営をしているようだが

規模としては、村のお祭りレベル。

秦野市が宣伝をしているものの、地元の祭として運営するレベルだ。

なので、静か村の祭、本来我が家の様な外様は、この日を選んで参拝しないほうが良いのかも知れない。