私が青森に単身赴任をしていた時からもうかれこれ10年経過した。
早いものだ、小学生だった娘も、大学を卒業し就職している。私も50歳に突入している。
そんな懐かしい青森だが、今でもまだ仕事の関係で訪れることが多い。
梅雨時前、久しぶりに十和田湖を散策する機会を得た。
十和田湖なんか、10年前家族と泊まりに行った以来、なので本当に久しぶりだ。
近年のメジャー観光地の衰退は色々と聞いていたが、ここ十和田もちょっと寂しい雰囲気を体感することになった。
9時十和田神社の社務所が開く時間を目標に移動したので、まだ土産屋が開く時間ではないが
明らかに、休業になったホテル、やめてしまった土産屋が沢山目についた。
特に、十和田湖神社そばの我が家族がよく宿泊した休屋桂月亭も廃業しているのには、驚いた。
気を取り直して十和田湖神社を参拝
鳥居そばに車を停め、参道を歩く
このあたりは多分八甲田山等の火山帯の溶岩が固まった地なので
ゴツゴツした岩に綺麗な草が生え、少々薄暗い感じがより神聖な雰囲気を産んでいる。
今は私の好きな山野草系も沢山咲いていて、特徴的な蝮草の鎌首を見るのも楽しい。
ほどなく本殿前の鳥居までくると
本殿はすぐそこだ。
10年前、家族旅行した際は、時間が早すぎで御朱印を頂くことができなかったが
今回は大丈夫だろう・・・・・がしかし、私が到着するのがちょっと早かった。
このあと、大湯、鹿角、浄法寺、二戸・・・などを巡って三沢まだ戻ってくる予定だったので、時間的に余裕はなかったが
ここは、御朱印をもらえる時間まで待つことにした。
時間つぶしで十和田湖まで出てくると。
晴天で風が心地よい、最高の日和だった最高のタイミング
波や風の音を聞きながら湖畔に佇んでいると、時間なんか経つのはあっと言う間だ。
戻りがてら、
地形を生かした神を祀る鳥居を拝みながら
本殿まで戻ってくると
御朱印の準備が整っていた。
書いてもらっている間ベンチに座って休んでいると
どこからともなく、小動物が・・・・猫?? いやたぬきか??
よく観察すると、狐だった。
野生のキツネをみるなんて、多分初めてか?
社務所で聞いてみると、どうも参拝者が与えた食料に釣られてくるようになったそうだ。
警戒心の強い狐だが、私の前をフラフラ歩き、本殿横に消えていった。
野生のキツネをみれることは嬉しいが、心無い参拝者の餌付けで現れる姿はなんとも言えない感じだ。
御朱印は青龍
日本武尊を祀る青森県でも、大変神聖な場所の1つだが
由緒にある田村麻呂伝説が残るとてもパワーを感じるエリアだ。
新緑、早朝と1年そして1日の一番良いタイミングに参拝できたのはラッキーだった。